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12/7堤聖也vsドネア、井岡一翔の大晦日決戦がカギ──2026年バンタム級“世界統一戦”に最も近い日本人は誰だ?

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2025年の激動のバンタム級を締めくくる大一番が迫っている。12月17日の堤聖也vsノニト・ドネア、そして大晦日の井岡一翔の5階級制覇挑戦──この2試合が、来年の勢力図を決定づける鍵となる。

今年は中谷潤人の王座返上に始まり、武居由樹の陥落、那須川天心の初黒星、そして堤・井岡のビッグマッチ決定と、前例のない激震が走り続けた一年だった。

日本のトップ選手が同時に世界戦線へ食い込む“黄金時代”を迎えた今、2026年はいよいよ世界統一戦が本格化する。史上まれに見る超激戦区で、最も頂点に近いのは誰なのか──最新情勢から探る。

2025年――混沌の始まりと玉座の空白

2025年のバンタム級は、長年ボクシングを見てきたファンでも驚くほどの激変に包まれた。きっかけは、中谷潤人がWBC・IBFの二冠を返上し、モンスター井上尚弥との頂上決戦を見据えて階級を上げたことだった。王座が一気に空白化すると、待ち構えていたかのように日本の精鋭たちがバンタム級へ参戦した。

堤聖也、井上拓真、武居由樹、那須川天心、そして井岡一翔──。スターと実力者が同一階級へ集結したのは、まさに“奇跡”と言っていい。

さらに番狂わせが続く。無敗王者だった武居はクリスチャン・メディナの重い拳に捕まり、衝撃のTKO負け。那須川天心は拓真とのWBC王座決定戦でジャブを封じられ、キャリア初黒星。堤聖也はノニト・ドネアとの大一番が決まり、井岡は“5階級制覇”を掲げて参戦した。

2025年は、タイトルの空白とスターの集結、そして波乱の連続によって、バンタム級が一気に“戦国時代”へ突入した一年となった。

2026年は“統一直線”へ

この混乱と群雄割拠は、2026年に向けてむしろ“統一戦”の条件を整えた。

・複数の日本人が世界王座へ手が届く位置にいる。
・大型統一戦を国内で組める興行環境が整った。
・スターと実力者のレベルが拮抗。
・SNS・メディアの注目がバンタム級に集中。

つまり、タイトルが分散し戦力が拮抗した今が、逆に“統一戦が生まれやすい状態”なのだ。
この前提を踏まえ、ここからは静かに浮かび上がる“序列”を見ていく。

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配信元: 週刊実話WEB

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