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「ベストシーズン。傑出したドライバーだった」フェルスタッペンの復活劇をグロージャンが大絶賛

「ベストシーズン。傑出したドライバーだった」フェルスタッペンの復活劇をグロージャンが大絶賛

元F1ドライバーのロマン・グロージャンは、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが2025年シーズンに見せた復活劇を大絶賛。傑出した存在だったと話した。

 フェルスタッペンは2025年シーズンの前半戦を終えた時点では、マクラーレン勢に引き離されており、タイトル争いからは脱落したと見られていた。しかし夏休み以降に一気に立て直すと、イギリス、アゼルバイジャン、アメリカと一気に勝ち星を重ねて接近。ライバルのミスなども加わって完全にタイトル争いに復帰し、最終戦まで勝負をもつれ込ませると、最後はランド・ノリス(マクラーレン)と2ポイント差の2位となった。

 この復活劇をグロージャンは大絶賛。2025年シーズンの中で、傑出した存在になっていたと語った。

「2025年は、アブダビGPそのものはシーズンで最も退屈なレースのひとつだったかもしれない。だけど、アブダビに至るまでの盛り上がりは本当に素晴らしかった」

 グロージャンはbeIN Sportsにそう語った。

「マックス・フェルスタッペンは、今年、全ドライバーの中で最も傑出した存在だったと言わざるを得ない」

「彼は良いマシンを持っておらず、多くのポイントを失ってきた。それにもかかわらず、アブダビで再びタイトル争いに戻ってきたのは奇跡みたいなものだ。そこにいるはずがなかったのに、ランド・ノリスからわずか2ポイント差で終えたのは、まさに圧巻だ」

「間違いなく、彼のキャリアの中でも最高のシーズンのひとつだ。2024年も強かったし、その前の年だとマシンがあまりにも支配的で、ある意味では簡単だったろう。もちろん、決して簡単というわけじゃないけど、より容易ではあった。最初の世界タイトルはルイス(ハミルトン/当時メルセデス)との激しい戦いの中で獲得したもので、あれもタフな戦いだった」

「だから2021年も良いシーズンだったと思う。でも、今年は大きく後れを取っていたところから巻き返して、素晴らしいパフォーマンスを一貫して示したんだ。そこは多くのドライバーにとっても、凄く大きな刺激になったと思う」

 フェルスタッペン本人は、アブダビGP後の記者会見で、シーズン後半における急激なパフォーマンスの変化について「ジェットコースターのようだった」と語った。

「このクルマが嫌いな時もあったが、愛した時もあった。困難な週末でも、常にこのクルマの力を最大限に引き出そうと努めてきた」

「前にも言ったように、マシンに関してはまさにジェットコースターのようだったが、幸運なことにここ8、9戦は全体的にずっと楽しかった」

「そしてチームも今のところ素晴らしい雰囲気で、本当に調子がいい。ポジティブなエネルギー、信念、自信に満ちている。それはまさに来年に向けて望んでいることだ」

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