UIとユーザーの習慣、その間にある距離
こうして振り返ると、モバイルオーダーのUIには「技術的に正しい」と「ユーザーの習慣に合っている」が必ずしも一致していない場面が多くあります。
お冷やをカートに入れることも、甘口だけ口頭で頼むことも、紙のメニューとスマホが似ていることも、どれも技術としては成立しています。けれど、ユーザーが迷うのはその“正しさ”ではなく、今まで積み重ねてきた自分の経験とズレたときです。
UIは「分かればいい」のではなく、「迷わないこと」が大事。
そして迷わないためには、技術だけでなく“人の習慣”もセットで考える必要があります。
モバイルオーダーが普及し始めてからまだ数年。店舗ごとに試行錯誤しながら進化している過渡期だからこそ、こういう小さなズレが生まれるのだと思います。迷うこと自体が、ある意味で“未来が来ている途中”の風景とも言えそうです。
まとめ:IT歴25年でも迷うのだから、誰が迷ってもいい
モバイルオーダーは便利で、店舗側にもお客側にもメリットがある仕組みです。一方で、店舗ごとのUIがバラバラだからこそ生まれる“ちょっとした戸惑い”は避けられません。
でも、それでいいのだと思います。
IT歴25年の私ですら迷うことがあるのなら、誰が迷っても良い。むしろ、迷うことが当たり前の時期なのです。
これからUIはもっと洗練され、ユーザーの習慣とも馴染んでいくはず。今の“少しややこしい体験”も、後から振り返ればきっと「あの頃はそんな時代だったね」と笑い話になるのでしょう。
モバイルオーダーの進化は、まだ始まったばかりです。

