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【バイタルエリアの仕事人】vol.56 相馬勇紀|パスを受けてからシュートを打てる位置や角度。そこにいることが大事

【バイタルエリアの仕事人】vol.56 相馬勇紀|パスを受けてからシュートを打てる位置や角度。そこにいることが大事


「バイタルエリアの仕事人」。第56回は、FC町田ゼルビアのFW相馬勇紀だ。

 早稲田大を卒業後の2019年に名古屋グランパスでプロキャリアをスタートした相馬は、同年後期の鹿島アントラーズへの期限付き移籍を経て、名古屋には22年まで在籍。その後、23年1月に初の海外挑戦を果たす。ポルトガル1部のカーザ・ピアにレンタル移籍し、2シーズンを過ごして一度、名古屋にレンタルバックしたあと、24年7月からは町田に所属している。

 日本代表でのキャリアも豊富で、19年にA代表に初選出されると、21年の東京五輪や22年のカタール・ワールドカップといった大舞台のピッチにも立った。今年に入ってからは、7月の東アジアE-1選手権でキャプテンマークを託されて2試合に先発するなど、全3試合に出場して日本の2連覇に貢献した。

 現在、J1で5位につけている町田で、ここまでいずれもチームトップの8得点、10アシストをマーク。左サイドからの鋭い突破は“無双”と言っていいレベルで、相手チームの大きな脅威になっている。攻撃の大黒柱として躍動する充実一途の28歳に、まずはバイタルエリアについて訊いた。

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 バイタルエリアの位置は主に、ペナルティエリア周りのイメージです。シュートゾーンというか、ゴールを取ることができるエリアという認識です。ですから、ミドルシュートを打つのか、ドリブルで仕掛けるのかは状況によりますけど、まずはシュートを強く意識しています。

 シュートかドリブルか、どちらを選択するのかは同時に考えています。ただサッカーは遠いところを見ておくと、近いところのプレーもできます。シュートももともと打つ意識がないと打てません。それを頭に入れながらプレーしています。

 またバイタルエリアには、ドリブルよりもパスを受ける位置で入る意識をしています。試合にもよりますけど、ドリブルで入ると、相手も密集してきます。ですから、なるべく受けてからシュートを打てる位置や角度にいることを大事にしています。
 キレのあるドリブルに定評のある相馬は今季、リーグ戦で残り7試合の時点ですでにキャリアハイの8得点を挙げている。アシストも含めて目に見える結果を出せる“怖い”アタッカーになっている印象だ。

 そんな変貌は、ポルトガルでの経験が大きかったようだ。カーザ・ピアでの日々とは――。力を出し切れなかった町田での1年目も振り返ってもらった。

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 ポルトガルでは、ほぼすべての選手が自分でゴールを取りたいという気持ちがあります。だから僕がパスを出したあとに、ボールが戻ってきてシュートできるチャンスがあるかというと、100%そうとはいえない環境でした。そのため、まず自分が決めて仲間の信頼を得る意味でも、ゴールへの意識が上がっていきました。

 日本とは、全然違いました。ポルトガルは意外と規律がありますけど、ポルトガル語圏だからかブラジル人が多く、タッチ数も多いなど個人の技術が高くて「個人がまずやらないと」という感じでした。

 
 昨季の不調の原因は、怪我です。ポルトガルのシーズンが終わった後、24年6月の代表戦の練習で踵を痛めてしまって。その後に2週間のオフがあって、色々治療をしていたんですけど、なかなか治り切りませんでした。

 それがたぶん影響して、名古屋から移籍する最後ギリギリのところで、肉離れをしてしまいました。全治6週間ぐらいの怪我だったんですけど、町田への移籍もあって、試合に出たかったので、最初は少し頑張って復帰しましたが、結局、1か月離脱することになって。

 なかなかコンディションが上がらないまま、残り数試合ぐらいからは調子が戻ってきたけど、シーズンが終わってしまったという感じでした。

 怪我がなかったら、普通にプレーできていたら、J1で3位だったチームの順位を変えられたはずです。普段は怪我をしないタイプということもあり、そういった流れになってしまいました。身体をかばっていたし、スピードも全然出ていませんでした。

※後編に続く。次回は9月26日に公開予定です。

取材・構成●野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

※次ページ以降は後編になります。

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配信元: SOCCER DIGEST Web

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