
ジェームズ・キャメロン監督による、殺人サイボーグと人間の戦いを描いたSFアクション映画「ターミネーター」。シリーズ累計の全世界興行収入は20億ドルを超えるほどの人気作としても知られている。そしてこのたび、シリーズ第1作目となる「ターミネーター」(1985年日本公開)が、動画配信サービス・Huluにて12月16日より見放題配信をスタート。そこで今回は、本作の内容を見どころとともに紹介していく。
■殺人サイボーグが未来から襲来…
斬新で革新的なストーリーと迫力満点のアクションシーンや、観客の心に深く刻む人間ドラマなど、当時のSF映画の固定概念を大きく覆した映画「ターミネーター」。アーノルド・シュワルツェネッガーが主演を務める本作は、公開から40年経った今でも色褪せず、SF作品を手掛ける多くのクリエイターにも影響を与えた作品の一つとなっている。
物語の舞台は、1984年のアメリカ・ロサンゼルス。サラ・コナーという名前の女性が、突如現れた屈強な男に次々と殺害される、という奇妙な事件が起きていた。ウェイトレスであるサラ(リンダ・ハミルトン)も同じく命を狙われてしまうが、そんな折カイル(マイケル・ビーン)という見知らぬ男性に助けられる。
カイルによると、未来では“機械VS人間”の戦争が起き、サラという女性の息子ジョン・コナーが人類のリーダーになるため、一体のサイボーグが過去にタイムスリップして母親であるサラ・コナーを殺しに来たという。そして、サラの命を狙っている人工知能・スカイネットが未来から送り込んできた殺人サイボーグこそが、ターミネーター「T-800」(アーノルド・シュワルツェネッガー)だった――。
■止まらない脅威…T-800が放つ圧倒的な恐怖
本作が公開された当時、“サイボーグが人類を殺害する”という設定は、時代的にも内容的にも非常に斬新でショッキングなものだった。シュワルツェネッガー演じるサイボーグ・T-800は、感情が見えない冷たすぎる瞳と、いくら銃弾を撃ち込んでもびくともしない鋼の肉体を持つ。そんな驚異的な存在が迫ってくるシーンは、恐怖を抱かずにはいられない。
また、作中でT-800は攻撃を受けるたびに皮膚が剥がれ、内部の金属が露出していく。攻撃が効いているように見える一方で、目的を果たすまでは歩みを止めない。そのギャップが恐怖をより増幅させる。“サラ・コナー抹殺”という任務に従い、どれほど損傷しても追跡を続ける持久力と執着心は、T-800の恐ろしさをより強く印象づけている。
さらに本作では、サラを演じたリンダ・ハミルトンの演技にも注目したい。ある日突然命を狙われる立場となったサラの恐怖や困惑を、彼女は繊細な表情とリアクションで丁寧に表現。また、序盤は怯えて逃げることしかできなかったサラが“未来の救世主の母”であるという事実を受け入れ、徐々に“生き延びる覚悟”を固めていく過程も見どころだ。
未来からやって来たターミネーターの圧倒的な登場シーンから、一気に物語へと引き込まれる本作。急速にAI技術が進む現代に改めて観ることで、“人工知能が人類に牙をむく”という一見突飛な設定も、どこか現実と重ねて受け取れるようになり、作品が放つスリルをより鮮明に感じられるかもしれない。
なお、Huluでは「ターミネーター」の他に、「クリード チャンプを継ぐ男」「クリード 炎の宿敵」「クリード 過去の逆襲」の3作品も12月16日より見放題配信中。

