コーヒー系の福袋で「1万円」というのは相当にお高い。だから中身が充実しているのは当たり前。むしろ1万円払ってショボかったら最悪なので、高額な福袋を販売しているコーヒーチェーンはそれなりのプレッシャーがあることだろう。
そのためだろうか。タリーズの1万円福袋は、毎年パワープレイで購入者を満足させるような内容になっている。具体的に言うと、ドリンクチケットが大量に入っているのだ。
ただし、時代とともに枚数が減っていることも事実で、2022年の1万円福袋ではそれまでの20枚から15枚に大幅減。
果たして2026年の福袋はどうなっているのか? 昨今の物価高を考えれば、またしても “大幅減” の波が来ても不思議ではないが……!?
・防衛に成功
結論から言うと、大幅減の波は来ず! 2026年版のタリーズ1万円福袋に入っているドリンクチケットは15枚で、昨年2025年と変わらなかった。
それどころか、2025年の福袋では1枚につき店内飲食517円(持ち帰り507円まで)のドリンクと交換できたのに対して、2026年版は店内飲食・持ち帰りともに520円までOKになっている。
つまり、1枚あたりの利用可能額が増えているのだ。これはすごい! 現状維持だけでも十分だと思っていたところに、昨年より進化しているとは想像を超えてきた感がある。
まぁ、タリーズは2025年8月6日から一部商品を値上げしているので、ドリンクチケットの利用額が増えたからといって昨年と比べて何か大きく変わるかというと必ずしもそうとは言い切れない。
ただ、物価高の時代に1万円という価格を変えず、ドリンクチケットの枚数も変えず、逆に1枚あたりの利用可能額を増やしているのは、買う側にとっては嬉しいだろう。
・スタバと比べると
ちなみに、タリーズと比較されがちなスタバであるが、スタバ福袋に入っているドリンクチケットはここ最近毎年7枚前後。2026年のスタバ福袋が8800円と価格差があるし、ドリンクチケットの利用条件も異なるものの、枚数の違いは圧倒的である。
毎年書いているような気がするが、福袋の王者・スタバにタリーズの1万円福袋はドリンクチケットの枚数では圧勝しているのだ。
もちろん、福袋にはドリンクチケット以外にも色々と入っているから単純に比較できない。特にスタバ福袋はグッズ類が充実しており、「どうしてもスタバのロゴが入った○○が欲しい」と言う人は多いだろうが……。
