原田メソッドの原田隆史氏が協力した『目標達成ノート』『習慣ノート』
今回の発表の大きなポイントは、『生涯の学びを支援する環境』の開発構想が発表されたことにある。
こちらは、原田メソッドの考案者原田隆史氏に協力を仰ぎ、『目標達成ノート』『習慣ノート』というカタチで作られていく。

『習慣ノート』2026年4月からを目処にMetaMoJi ClassRoom 3に搭載がスタートする予定で、具体的目標の達成と、実行して記録、振り返って改善……という流れをサポートする。これにはMetaMoJi独自のAI(後述)がサポートしてくれるという。小学生用の目標達成ノートはMetaMoJi ClassRoom 3に付属する。

『目標達成ノート』は、目標設定と、そのためのプランの立案をサポートしてくれるノートで、各種目標を立てたあとは『習慣ノート』に連動する。大谷翔平選手も使ったというマンダラチャートを体系化した原田メソッドのオープンウインドウ64をアプリ上で使えるようになっている。こちらは次期MetaMoJi Noteに搭載予定だという。

もうひとつ、今後のロードマップには『考える力ノート』という機能が出てくる。これは、前出の『習慣ノート』『目標達成ノート』と同系統のネーミングがされているので、混乱しがちだが、MetaMoJi Noteに搭載予定の思考支援ツールのこと。たとえば、文章作成のために文章の断片を付箋状のメモに書いて、それを並び替えると文章が完成するというツールや、思考を図解で説明しやすくするツールなどのことらしい。

まずマンダラチャート的な『目標達成ノート』で目標をカタチにし、それを『習慣ノート』で日常に落とし込む。そして日々の勉強には『メタモジドリル』を使い、文章にしたり図示したりするために思考をとりまとめるには『考える力ノート』を使う……という関係性だ。
新機能を支える『MetaMoJi AI』
今回の発表にはもうひとつ重要なポイントがある。それは浮川初子専務が語った『MetaMoJi AI』の開発だ。

これは、今後MetaMoJi ClassRoom 3の一部として動作して、次期MetaMoJi Noteでも積極的に使われる模様。これを人の思考能力を向上させるために使うというのがMetaMoJiの方針だ。
AIブームだからとって付けたようにAIを使おうという話ではなく、日本のコンピュータの黎明期からソフトウェア開発を行ってきた初子専務だから、当然のことながらAI的な機能をどう自社製品に搭載するかも考えていたし、生成AIの進歩も常にリサーチされていた。
その上で、今回のMetaMoJiは『複数のAIを協力させるAIオーケストレーション』、『ハルシネーションを発生させない生成型AIと知識型AIのハイブリッド型AI』となっているのが大きな特徴だ。

MetaMoJi AIは、自社のサーバ上で、AI企業各社のAIを操作させ、それを連動、競合させて利用する仕組みとなっている。複数のAIの美味しいところ取りをする仕組みだ。それを初子専務は『AIオーケストレーション』と呼んでいる。
もうひとつは『生成型AIと知識型AIのハイブリッド型AI』。教育分野においてハルシネーションが起こっては困る。たとえば、『鎌倉幕府の成立は1185年』という確かな情報が必要でネット上の古い『1192年』という情報で、ゆらぐようでは困るのだ。そこで、教科書や専門家の知識を持たせた確かな知識型AIに対して、生成AIを組み合わせることで、問題生成などの創造的な部分をサポートするような仕組みで作られている。
やはり、初子専務が率いる確固たるエンジニアリングがMetaMoJiの強みなのである。それはAIを活用する時代になっても変わらないのだと感じた。
