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打倒アルカラス&シナーを見据えデミノーが語る改善点「中でもサービスは多くの時間をかけて取り組んでいる」<SMASH>

打倒アルカラス&シナーを見据えデミノーが語る改善点「中でもサービスは多くの時間をかけて取り組んでいる」<SMASH>

今年7月に開催された男子テニスツアー「ムバダラ・シティ・オープン」(ハードコート/ATP500)決勝でアレハンドロ・ダビドビッチフォキナ(スペイン/現14位)を相手に3本のチャンピオンシップポイントを凌ぐ大逆転勝利で節目のツアー10勝目をゲットした世界ランキング7位のアレックス・デミノー(オーストラリア/26歳)。しかし安定した活躍を見せている彼にも二つの“大きな壁”が存在する。22歳にして世界1位に君臨するカルロス・アルカラス(スペイン)と24歳で2位のヤニック・シナー(イタリア)だ。

 というのも、デミノーはアルカラスに過去0勝5敗、シナーに至っては0勝13敗と、両者にはまだ1度も勝ったことがなく、今季もアルカラスには3敗、シナーには4敗を喫している。勤勉な努力家の26歳は一刻も早く“2強”との差を埋めるべく、オフシーズンでのプレー改善に必死に取り組んでいると語る。

 先日男子元4位のグレッグ・ルゼドスキ氏(イギリス/52歳)が司会を務めるポッドキャスト『Off Court with Greg』に出演したデミノーは自身のプレーで「特に改善が必要だと感じている分野」について言及。ビッグトーナメントを支配しているアルカラスとシナーに追いつくことを“究極の目標”に挙げつつ、最近のトレーニング内容について次のようにコメントした。
 「技術的に改善すべきポイントがいくつかある。今はその点を踏まえつつ準備を進めている。中でもサービスは恒久的な課題で、本当に多くの時間をかけて取り組んでいる。

 それに加えて、平均的なショットのスピードを上げたいとも考えている。カルロスやヤニックを見ていると、彼らのラリーの平均スピードは非常に速い。そこに近づけるよう取り組んでいるところだ。最近は、午前中は別の選手とドリル中心のセッションを行ない、その後でコーチと共に細かな修正に取り組む、という流れが多いかな」

 最高峰の四大大会で過去6度にわたり8強入りしながらもいずれも準々決勝で敗れているデミノーは、先日兄貴分のニック・キリオス(オーストラリア/元13位/現673位)から「今のカルロスとヤニックのレベルを考えると、5セットマッチの四大大会では苦戦するだろう」と厳しい指摘を受けていた。

 ただ当のデミノーも、今年1月の全豪オープン準々決勝でシナーに3-6、2-6、1-6で完敗した直後に「彼らと違う山のドロー(組み合わせ)だったら、どうなるかはわからない」と語り、2強との差を痛感していたのは事実だ。そんな状況を少しでも変えたいという思いが、26歳のモチベーションの源になっているのだろう。

文●中村光佑

【動画】デミノーVSシナーの「全豪オープン 2025」準々決勝ハイライト

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配信元: THE DIGEST

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