【新年の運試しスイーツ】王様になれるケーキ？フランスの正月菓子「ガレット・デ・ロワ」がヒットの予感!? UN GRAINが本気で作る“サクサクパイ”が絶品すぎたの画像一覧
クリスマスが終わると、あっという間にお正月。新年の食べ物といえば「おせち」や「お餅」などの和食が定番だが、スイーツに関してはこれといったものが思い浮かばない……という方も多いのでは？ 実は今、そんな新年の食卓に新しい風を吹き込む、フランス生まれのスイーツが注目を集めている。食べて美味しい、遊んで楽しい、その名も「ガレット・デ・ロワ」。今回は、ネクストブレイク必至のこのお菓子の魅力に迫るべく取材してみた。
フランスでは常識？ 新年の運試しスイーツ「ガレット・デ・ロワ」とは
スイーツ好きの方なら、「ガレット デ ロワ」 をすでにご存知だろう。ここ数年注目を集めていて、ヒットの兆しありなのだが、詳しくないと知らない方もいるのではなかろうか。今がまさにヒットへの過渡期。世間に広く話題になるものはそういうものだが、新年を迎えるにあたってぜひ押さえておきたいスイーツである。
「ガレット デ ロワ」はフランスのスイーツで、食べ方は新年の訪れを祝して、本来はキリスト教でエピファニーと呼ばれる1月6日の祝日に食べるもの。どの家庭でも食べる、日本で言うところのおせち的な存在とのこと。
この「ガレット デ ロワ 」、ただのスイーツではなくて、中にフェーブと呼ばれる小さな陶器を入れて、それに当たった人は王冠を被って、その年の王様としてみんなに祝福されて、一年間幸せになるというゲーム的な要素もあるのがユニークなところ。日本でも三が日に家族や親戚、友人が集まった場でわいわいと楽しめそうで、ヒットの兆しポイントでもある。
ヨックモック発「UN GRAIN」の実力派シェフが手掛ける本格派
街中でよく見ていると扱っているショップもあって広まりつつある感じ。そのなかで今回、取材に訪れたのは洋菓子でお馴染みの株式会社ヨックモックが運営する、表参道にあるUN GRAINというスイーツ専門店。シェフパティシエの岡澤氏はまだ若いながらフランスでの経験もあって、「ガレット デ ロワ」についても現地で手掛けたことがあるという本格派だ。
パイ生地で作られていて外側はサクサク。中はフランジパーヌクリーム（アーモンドクリームとカスタードクリームを合わせたもの）を使っていて滑らかな食感で、その対比がクセになる。
もちろんフランスのままというわけではなく、パイ生地やクリームなどは独自の製法で表面の柄もオリジナル。実際に試食もさせていただいたが、サクサクとした表面とクリームの滑らかな食感がなんとも複雑で、甘さ控えめなので、ホール丸ごとペロリといけそうなほど。ひとりで丸ごと食べたら、フェーブを引き当てるのは自分でつまらないけど……。