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ホンダMotoGP、2027年型マシンを早くも今週テストへ。セパンで2026年型と並行して試験

ホンダMotoGP、2027年型マシンを早くも今週テストへ。セパンで2026年型と並行して試験

2025年シーズンが終了しオフシーズンに入っているMotoGPだが、参戦メーカーは手を休めることなく開発作業を継続。中でもホンダは、12月中に2027年型のプロトタイプをテストする予定だ。

 MotoGPは2027年に大きなレギュレーション変更が控えている。エンジンの850cc化や空力面の規制強化などに加え、タイヤサプライヤーもミシュランからピレリへ変更されるのだ。

 この変化に向けて参戦メーカーは早くも開発を推し進めていて、KTMは先日850cc版のマシンを実際に走行させている様子を公開している。

 ホンダはKTMに次いで、850cc版のMotoGPマシンを走行させる2番目のメーカーとなる。12月17日からホンダのテストチームはセパンでプライベートテストを実施するが、ここでは2026年型だけではなく、2027年型も走行予定となっている。

 ホンダの850ccプロトタイプを初めてサーキットで走らせるのは、開発ライダーの中上貴晶となる。マシンには、ピレリが開発中のタイヤを使用するようだ。2027年型マシンに関しては、しばらく中上がこのまま開発作業を担っていき、テストライダーのアレイシ・エスパルガロは2026年型に専念した後、次シーズン中盤から加わる予定だ。

 ピレリは2027年のMotoGPクラス参入に向けて、新しいタイヤのテストと開発に熱心なメーカーに対し、タイヤとサポートの申し出をしており、KTMとホンダが現時点でこれに乗っかっている。他のメーカーも2月以降には同様の対応をとるようだ。

 なおMotorsport.comの調べでは、テストで使用されるマシンは2026年型がベースとなっており、そこに850ccエンジンを搭載し、ライドハイトデバイスを外し、エアロダイナミクス面も新規則を想定して縮小されたモノになるということが分かっている。

 またピレリのタイヤテストは2026年シーズン中にも計画されていて、6月と9月に2027年型のプロトタイプを使ったフル参戦ライダーによるテストを行ないたいという。

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