スノーボード男子ビッグエア(BA)ワールドカップ(W杯)の2023年スイス・クール大会と24年中国・北京大会を制した荻原大翔(ひろと)が12月13日、米コロラド州スチームボートで行なわれた男子BA・W杯第3戦の決勝に出場。合計180.25点を記録し、3度目の優勝を飾った。
決勝の3本目、荻原は「バックサイド1980(背を進行方向へ向けて5回転半)テールグラブ(進行方向とは逆側の板の端を掴む)」を成功。決勝の最高得点となる94.75点をマークし、合計180.25点で今大会を制した。
試合後、荻原はインスタグラムに「スチームボートで開催されたビッグエアW杯で優勝しました!自分らしい滑りができて、本当にうれしいです」と喜びを投稿した。
さらに2位の21歳・木村葵来(きら)と3位の17歳オリバー・マーティン(アメリカ)について、「2人とも信じられないくらいヤバいライディングでした」と健闘を称えた。
荻原は、ミラノ・コルティナ五輪で同一種目として扱われるビッグエアとスロープスタイル(SS)で今大会2位の木村とともに五輪出場を確実なものとした。
日本男子の五輪代表は、選考対象となる米アスペンでの男女SS・W杯第1戦(来年1月10日)と、スイス・ラークスで開催される第2戦(同18日)の残り2大会の結果を踏まえ、正式に発表される予定だ。
今年1月25日に米コロラド州アスペンで行なわれたアクションスポーツの国際競技会「Xゲームズ」の男子BAに参戦した荻原は、世界で初めて6回転半の超大技「バックサイド2340(背中側への回転で6回転半)メロングラブ(かかと側を掴む)」を披露して優勝。
9月にはこのトリックがギネス世界記録にも認定された。“スピンマスター”の称号を手にした20歳が、五輪という大舞台で、どんなトリックを披露してくれるのか。
構成●THE DIGEST編集部
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