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【NOAH】元日ヒロム戦へAMAKUSAインタビュー「ノアジュニアは我が守る!」 KENTAからの“刺激"も告白

【NOAH】元日ヒロム戦へAMAKUSAインタビュー「ノアジュニアは我が守る!」 KENTAからの“刺激"も告白

 1・1日本武道館大会で高橋ヒロムのGHCジュニア王座に挑戦するAMAKUSA。

 今年後半“反抗期"としてノアジュニアを味わい尽くしてきたヒロムは、11月にはシングルトーナメントのノアジュニアGPをも制覇。次期挑戦者には、ヒロムとは“盟友"と目されてきたAMAKUSAを指名したものの、直後にひょう変して「もう味わうのは終わりだ。これからはノアジュニア、潰しにいくからな」とモードチェンジして元日武道館での激突が決まった。

 武藤敬司引退興行となった2023年2・23東京ドーム大会以来、約3年ぶりの一騎打ち。今度はノアジュニア“最後の砦"としてヒロムと向き合うことになったAMAKUSAに、その胸中を聞いた。


【AMAKUSAインタビュー】

――1・1日本武道館大会で高橋ヒロム選手とGHCジュニアヘビー級王座を懸けて闘うわけですが、そもそもヒロム選手が今年7月から「NOAHジュニアを味わいにきた」との言葉とともに乗り込んできた姿はどうご覧になっていたんですか?

▼AMAKUSA「そのお問いかけ、愚問ではございませんか?」

――2年前の2023年2月にはヒロム選手とシングル対決もおこなっていますが、そのような過去を踏まえても感情を揺さぶられるものはなかった?

▼AMAKUSA「我に過去はありません。されども、なぜかは分かりませぬが、あの者が会場に現れたその日より、心は踊っておりました」

――理由は分からずとも、自身の心の中にざわつきがあったと

▼AMAKUSA「然りである」

――自身の胸の内は別として、外敵である選手がNOAHマットに乗り込んできたという状況はどう捉えていたんですか?

▼AMAKUSA「それがなぜかは分かりませぬが、あの者といずれ闘うのではないか?という覚悟はいたしておりました」

――7月にヒロム選手が乗り込んできた段階で、いずれ対角に立つのではないかという予感めいたものがあったと

▼AMAKUSA「然り。それだけ高橋ヒロムという存在が我にとって特別だったということでしょう」

――当初、ヒロム選手はNOAHで闘っていく上で「仲間が必要」と語り、AMAKUSA選手とタッグを組んでいました。NOAHジュニアの一員でありながら、どのような思いでヒロム選手と並び立っていたんですか?

▼AMAKUSA「あの者と2人で組むことでNOAHジュニアが盛り上がればと(思っていた) すべてはNOAHジュニアのためとの、その思いだけで歩んでおりました」

――宮脇純太選手も「なんで外敵とタッグを組むんですか?」と疑問を呈していましたが、AMAKUSA 選手としてはNOAHジュニアと敵対するような意識はなかった?

▼AMAKUSA「そのときはそうであったが、そのために純太殿を裏切ったような形になったことに言い訳はございません。ただ、いまとなっては、それが正しかったのかは我には分かりませぬ」

――ヒロム選手とタッグを組んでいたこともそうですが、AMAKUSA選手はいまのNOAHジュニアの中でどこか俯瞰して、一歩引いているような印象もありました。実際に若い選手も増えている中で、いまの自身の立ち位置をどのように捉えているんですか?

▼AMAKUSA「少しだけ長くなりますが、語らせていただいてもよろしいでしょうか?」

――是非、お願いします

▼AMAKUSA「今年の初めにNOAHに帰還した、かつてのNOAHジュニアの立役者殿と少しだけ言葉を交わす機会がありました。そのとき我はその方に『いまは己のことよりも、輝く世代を育てたい』と申し上げました」

――あえて名前を出しますが、KENTA選手とそのような会話を交わすことがあったわけですね?

▼AMAKUSA「そのときその方は、我にガッカリしているように見受けられました。それから時は経ち、その方が重量級の至宝に挑む際、いまのような己の思いを語る場に偶然居合わせたことがありました」

――KENTA選手がGHCヘビー級王座に挑む前のインタビュー収録の場に偶然居合わせたことがあったと

▼AMAKUSA「その方は『俺は生きるためにここに帰って来た』『若い世代を持ち上げる姿勢が一番カッコ悪い』ということを申していました。その言葉のすべてが、己に言われているような気がして、そこからずっと心に刺さっておりました」

――自分事のように捉えたわけですね

▼AMAKUSA「そのような中でヒロム殿が現れたわけです。これ以上、語るべきことはもうないでしょう」

――KENTA選手のキャリアを問わない貪欲な姿勢が少なからず刺激になっていたことは分かりました。一方の現実としてNOAHジュニアの選手がベルトを奪還できず、シングルでも次々に敗れていた状況はどうご覧になっていたんですか?

▼AMAKUSA「NOAHジュニアの至宝が奪われたとき、本音を言えば我が真っ先に名乗りを上げたかった。ですが、あの者の隣に立った我が向かい合うには、(挑戦権は)実力で勝ち取るしかなかった。それでもNOAHジュニアの誰かが必ず高橋ヒロムを止めてくれると信じておりました」

――実力で勝ち取るという意味では、11月に開催された『NOAH Jr. GRANDPRIX』は絶好の機会だったと思いますが、AMAKUSA選手は2回戦でタダスケ選手に敗れてしまいました。11・21仙台大会の準決勝でヒロム選手がタダスケ選手と対戦した際には、ヒロム選手に加勢する場面もありましたが、あの行動はどのような思いからだったんですか?

▼AMAKUSA「あれは救出をしたわけではございません。NOAHジュニア最強を目指す真剣勝負の場で汚い手を使っているのを黙って見ていることはできなかっただけで、言うなればただの支援でした」

――最終的にヒロム選手がトーナメントを制覇し、AMAKUSA選手を次期挑戦者に指名しました。ただ、それまでとは態度を一変させて「NOAHジュニアを潰す」と口にするなど、それまでの“堪能モード"から“破壊モード"にひょう変しました

▼AMAKUSA「我にはいまも忘れ得ぬ過去が一つだけあります。2023年2月21日、日本プロレス史上最大の夜(武藤敬司引退試合=東京ドーム大会)。そのとき我はGHCジュニアヘビー級王者として高橋ヒロムと闘い、敗れました。その罪はいまでも償えず、ずっと心に引っかかっておりました。そのような中であの日、仙台で我は指名された。なぜ、我が指名されたのかはすぐには理解できませんでしたが、2023年の一騎打ちの試合後、あの者が語ったことを思い出しました。あの者は『今度はタイトルを懸けてやりましょう』と申していたのです」

――東京ドームでは王者同士でありながらノンタイトルでの一戦だったこともあり、ヒロム選手はベルトを懸けての“続き"をアピールした形でした

▼AMAKUSA「あれから時が経ち、あの者が我らNOAHジュニアの至宝を持ち、我を指名して『NOAHジュニアを潰す』との言葉……これ以上の侮辱はないでしょう! 高橋ヒロム、あの者は我が潰す」

――2年前のドーム大会のときもヒロム選手はAMAKUSA選手との過去を匂わすような発言をおこない、先日の仙台大会のときにも「俺のことを思い出せ」という言葉がありました。そのあたりのヒロム選手の言動についてはどのように向き合うつもりですか?

▼AMAKUSA「近年、我のことをさまざまな名で呼ぶ者たちがおりまするが……我が何者かというお問いかけ、愚問ではございませんか?」

――ヒロム選手の中ではAMAKUSA選手との過去について割り切れない部分があるのかなと思うのですが…

▼AMAKUSA「我の名はAMAKUSA。それ以外の何者でもありません」

――分かりました。では、ヒロム選手からの「アンタにNOAHジュニアを支えられるのか?」という挑発的な言葉については、どのように受け止めましたか?

▼AMAKUSA「そもそもですが、NOAHジュニアは皆、強き心で闘っております。支えるなどという、あつかましいことをいたす必要はありません。反抗期とやらでこちらに家出してきたあの者に、言われる筋合いもございませぬ」

――先ほどのKENTA選手の話ではありませんが、世代関係なくNOAHジュニアの一員としてベルトを奪還することが目的であると

▼AMAKUSA「然りである。NOAHジュニアがこれだけ侮辱されて、黙っておる我ではありません。あの者が“食後の甘味"などと揶揄しておったが、それほど我は甘くはありません」

――ヒロム選手は武道館大会にかつての仲間であるBUSHI選手が参戦するということで、AMAKUSA選手との一戦を通り越して次期挑戦者に指名するような発言を一部マスコミにしていました

▼AMAKUSA「我に『俺のことを思い出せ』などと申しておりましたが、一番過去に囚われているのは高橋ヒロムなのではないですか? だから、反抗期などと称して我らのところに家出し、さらに“あの者たち"の影を追うのであれば、勝手にすればいい」

――AMAKUSA選手としては、とにかくいま自分が成すべきことに集中していると

▼AMAKUSA「我等、プロレスリング・ノアにとって年間最大の大舞台、そこで日本一のジュニア戦士に挑む。あの日、仙台で指名されたときより、我はまともに眠れた夜はありません。あの者の凄さは我が一番身をもって知っておりまする。いまは命を燃やし、そこに向かう。それだけでございます」

――2年前のドームでの敗戦という過去を払しょくするための闘いでもあります

▼AMAKUSA「正直、過去はどうでもよい。いまの我といまの高橋ヒロムはまだ闘っておらぬ。いま高橋ヒロムに言うことがあるならば、先を見るのではなく、我だけを見てかかって来いと申し上げたい」

――日本武道館という最高の場所で奪還を願うファンも多いと思います

▼AMAKUSA「新日本プロレス、高橋ヒロム……敵は元日、日本武道館にあり! 皆の声援がなによりもチカラになりまする。NOAHジュニアは我が守る!」

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