2022年に行なわれた北京五輪のフィギュアスケート女子シングルで銅メダルを獲得し、同年から世界選手権で3連覇を成し遂げた坂本花織が、フジテレビ系列の「すぽると!」でオリンピック日本代表争いの苦しさを明かした。
25歳の坂本は今季、11月のグランプリシリーズ(GP)のフランス大会で2位に入ると、NHK杯では同大会2連覇を達成。12月5日、6日のGPファイナルでは、3位に入った。来年2月に開催されるミラノ・コルティナ五輪の代表争いは、12月19日に開幕する全日本選手権で決着するなか、坂本は日本代表の有力候補になっている。
一方、GPフランス大会で優勝し、GPファイナルでは2位と、2度にわたって坂本を上回った17歳の中井亜美や、昨シーズンの世界選手権で3位に入り、今季はGPシリーズで2勝している20歳の千葉百音ら、若手の台頭も著しい。
そんななか、同番組でインタビュアーを務めたオリンピック女子卓球団体3大会連続のメダリストである石川佳純氏から「一番、今大変な時ですよね」と水を向けられた坂本は、現在の心境をこう明かした。
「大変。今、日本女子のレベルが上がってきていて。余裕で決まるみたいなのが全然なくって、1つのミスが命取りになっちゃうので、めっちゃ苦しい」
これに石川氏は「いくら周りに『大丈夫』と言われても、『やるの私じゃん』って」と同調すると、坂本も「そう。『最後やるの自分やん』みたいな」と笑顔で応じた。
はたして坂本の3大会連続の五輪出場はなるのだろうか。全日本選手権の女子シングルは、19日にショートプログラム、21日にフリースケーティングが行なわれる。
構成●THE DIGEST編集部
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