
『陰の実力者になりたくて!』第1期キービジュアル (C)逢沢大介・KADOKAWA刊/シャドウガーデン
【画像】え、「履いてない?」「生足が…」 こちらが『陰の実力者になりたくて!』ダイナマイトボディな女性たちです(5枚)
劇場版公開決定も、はや約2年以上経過
好きな作品のアニメ化や続編が発表されると嬉しいものですが、多くの事情が絡み合うなかで、新たな情報発表まで長く待たされてしまう例も少なくありません。そうしたなか、2025年はファンから心配されていた作品が次々と動き出した年でした。直近では、11月16日に『探偵はもう、死んでいる。Season2』が制作決定から約3年を経て、2026年7月に放送予定であることが明かされています。また同月28日には、4年以上に渡って続報がなかった『幼女戦記II』も2026年に放送決定と報じられました。
一方で、制作が決定しているものの続報がない作品や、そもそも続編の制作予定が明かされていないにもかかわらず、ファンから高い期待が寄せられている作品も依然として少なくありません。
劇場版公開決定も、約2年以上経過
『陰の実力者になりたくて!』(原作:逢沢大介)は、転生した主人公「シド・カゲノー」が陰の実力者として振る舞うために抱く妄想が、やがて世界規模の陰謀へと結びつき、事件に巻き込まれていくダークファンタジー作品です。本作は2022年から2023年にかけて、TVアニメが第2期まで放送されました。
いわゆる、なろう系作品のお約束を逆手に取ったコメディ要素が魅力である一方、人命の犠牲もいとわない敵対組織が登場するなど、シビアな世界観も人気を集めています。その高い支持を受け、2023年に第2期が放送終了した際には、完全新作となる劇場版『陰の実力者になりたくて! 残響編』の制作決定が告知されました。
ティザービジュアルでは、主人公の前世である影野家の墓が破壊されているシーンが描かれるなど、意味深な描写が印象的です。2024年5月に公開された特報動画には「めっちゃアニオリ要素が多そうで楽しみ!」と期待されたものの、以降は1年以上続報がなく、ファンから待ちわびる声が多くあがっています。
再放送終了後に「続報」が期待されるが?
2020年にTVアニメが放送された『魔女の旅々』(原作:白石定規)は、タイトルのとおり、主人公の魔女「イレイナ」が旅をするなか、訪れた国々でさまざまな出来事やトラブルに遭遇していく物語です。
最終回のエピローグでは、イレイナが別の少女と日記を取り違えてしまう場面が描かれました。実は原作では、この日記の入れ替わりをきっかけに、新たな展開が繰り広げられるため、人気エピソードへの前振りとも取れる演出に期待が高まりました。しかし、放送から5周年を迎えた現在も、続編制作に関する公式な発表はありません。
ただ、2025年10月には5周年を記念した再放送もあったため、視聴者からは「5年経っているんだから2期を頼む」「再放送は続編制作への伏線であることを願う」と続編への期待が高まっています。
2期の作られない「ウワサ」について原作者が言及する場面も
2014年に放送されたTVアニメ『ノーゲーム・ノーライフ』(原作:榎宮祐)は、放送終了から10年以上が経ったいまもファンから続編制作を強く望まれる作品として知られています。同作は、天才ゲーマーの兄妹が、謎の神によって異世界へ召喚される物語です。ゲームの勝敗がすべてを決める世界を舞台に、ふたりの快進撃が描かれます。
高い人気を誇る作品ですが、2017年公開の劇場版『ノーゲーム・ノーライフ ゼロ』以降、映像作品としての新たな動きはありません。原作のストックは続編が実現できるほど十分にあり、人気も高いことから、ファンの間ではさまざまな理由が取り沙汰されています。
なかでも、原作者の体調不良や、TVアニメの最終回が当時の最新巻である6巻の内容を取り入れて締めくくられたことなどが、続編が制作されない理由ではないかと議論されていました。
しかし、原作者の榎宮さんはSNS上で「お金の問題でも、まして誰かの問題でもないです」と、ウワサを否定しています。そして「ただ『出来が良すぎた』のが二期実現に難関になってはいます」とも触れていました。もし、2期が実現した場合は、「出来が良すぎた」1期以上の作品が期待できるかもしれません。
