ロウが現地時間15日、マサチューセッツ州スプリングフィールドで行われ、世界ヘビー級王座挑戦を控えるブロン・ブレイカーが王者・CMパンクをスピアー葬。黒覆面男の正体がオースティン・セオリーだったことも判明した。
ブレイカーは11・29『サバイバーシリーズ』で行われたウォーゲームズ戦で王者・パンクにピンフォール勝ちを収め、1・5ロウでの世界ヘビー級王座挑戦を決めた。この日、パンクの来場を知って「パンクが来るなら俺は待たずに潰す」と宣言。ポール・ヘイマンから「試合まであと21日、ヤツは試合欠場になりますよ。あなたは21日後、パンクを倒して世界ヘビー級王者になるのです。お願いですから待ってください」と説得された。
この日、ドクターストップのため欠場していたパンクが3週間ぶりにロウのリングに登場。ブレイカーを「七光り原始人」呼ばわりし、「俺を倒すのは楽勝だっただと? 2011年のCMパンクとやりたいだと? クソガキが。仲間抜きじゃ今の俺も倒せないくせによ。レスナーのF5、ブロンソンのツナミ、ドリュー・マッキンタイア、さらに謎の覆面男もいたな。俺を倒したから王座戦だが、お前一人じゃできなかっただろ?」と酷評しまくった。
そしてパンクは「年明けのロウは一人で来い。ベスト・イン・ザ・ワールドとサシでやろう」と要求。「だが、無理か。てめえにはハートがないからな。ベルトを巻いて会社を背負う覚悟がない。ポール・ヘイマンでもザ・ビジョンでもいい、覆面男でもアホ親父とスコット叔父さん(リック・スタイナー&スコット・スタイナー)も連れてこい。総力戦でいいぞ。てめえには俺に勝つために全員の力が必要だ」と見下すことも忘れず。最後に「俺が必ず勝つ。俺が世界ヘビー級王者、ベスト・イン・ザ・ワールド、CMパンクだ!」と豪語してみせた。
この日のメインはレイ・ミステリオとローガン・ポールの一騎打ち。試合中、ブレイカーがブロンソン・リードとともにローガンに加勢すべく乱入しようと花道に現ると、パンクが背後からイスで二人を殴打して撃退した。後方支援を受けたミステリオが619で勝利目前に迫ったものの、ここで黒覆面男が電撃登場。ミステリオにカーブストンプを叩き込んでローガンの勝利に繋げる形となった。
パンクが引き返してきたものの、黒覆面男は脱兎のごとく客席に逃走。そして立ち止まって覆面を脱いだ。その正体は5月から負傷欠場中のオースティン・セオリーだった。パンクがセオリーに気を取られたスキに、ブレイカーが現れてスピアーをさく裂。大の字となったパンクの前で世界ヘビーのベルトを手に「これはビジネスだ。俺の家族をまたディスってみろ。2度と立てなくしてやる」と通告した。
今週のロウの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。

