日本女子フィギュアにとって大きな脅威だ。
12月に名古屋で開催したフィギュアスケートの世界一決定戦「グランプリ（GP）ファイナル2025」を初制覇したアリサ・リウ（米国）が自身のインスタグラムを更新。母国での練習の一部を公開し、大技トリプルアクセルを着氷した瞬間の映像をアップ。鋭い回転での完璧な着氷に地元は大興奮し、日本のファンは衝撃を受けている。
かつての“天才少女”が完全復活の気配だ。黒い練習着で氷上に乗ったアリサ・リウはイーグルからアクセルの軌道に入ると、前向きに踏み切り勢いをつけてジャンプ。幅のある高さでのアクセルは鋭い３回転半でバシッと後ろ向きに着氷。クリーンに降りた後も綺麗なスケーティングでつないだ。
GPファイナル女王が突然公開したトリプルアクセル成功にコメント欄は絶賛が殺到。「すごい!!」「3Alysa」「オーマイガー?!」「もう戻ってきたよ」「QUEEN IS BACK！」「YESSSSSSSSSSS♡」「アリサ素敵だ」「あらまあ...！ミラノでやれば、きっと表彰台に上がるよ」とった、多くの反響が寄せられた。
アリサ・リウは2019年の全米選手権で史上最年少13歳で優勝を果たし、同年地元で行なわれたジュニアGPシリーズで米国女子初のトリプルアクセルと４回転ルッツを成功させ、フィギュア界に大きな衝撃を与えた。22年北京五輪で６位入賞を果たすが同年４月に突然引退を表明。24年３月に現役復帰を発表した。
復帰１年目のシーズンでNHK杯４位となり復調の兆しをみせると、母国で開催された世界選手権を初制覇する快挙。復活を印象付けた。ミラノ・コルティナ五輪シーズンの今季は米国のエースとしてGPシリーズのアメリカ大会優勝、中国大会２位でファイナルに進出。ショートとフリー、両方で安定した演技を披露して初出場初優勝を飾った。
構成●THE DIGEST編集部
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