「プレートにひずみが溜まていると大地震が起こることもある」
前出のサイエンスライターが次のように説明する。
「三陸沖付近の日本海溝は、東日本大震災で断層がずれて動かずに残った部分です。政府はこのあたりで最大クラスの巨大地震が発生した場合、M9.1に達すると想定しているんです」
地震学者の島村英紀氏がこう語る。
「超巨大地震は17世紀に発生している。当時、北海道の地震は記録がなく、津波堆積物から判断したものです」
では、千島海溝で起きる地震と日本海溝の地震が連動することは今後ないのだろうか。
「普通は震源がプレートを移動するようなことはありません。ただ、超巨大地震が起こったような場合、プレートに相当のひずみが溜まっていたりすると、震源が移動して大地震が起こることもある。
さらに、日本海溝の北側には巨大地震のエネルギーとなる東日本大震災の割れ残りがある。巨大地震の震源域に隣接する地域では、時間を置いて同程度の地震が発生することがある」(前出・サイエンスライター)
とすれば今後、超巨大地震が発生しても不思議ではあるまい。
千島海溝沿いで超巨大地震が発生し、震源の移動でそれが日本海溝の割れ残りの部分が割れて、巨大地震が発生する最悪のシナリオは、すぐそこに迫っている。
万が一に備え、万全の防災対策をしておくべきだ。
「週刊実話」1月1日号より
