現地時間の本日12月17日にサウジアラビア・ジェッダで開幕する男子テニスツアー公式戦「ネクストジェンATPファイナルズ」(室内ハードコート)に出場する世界ランキング167位のニシェッシュ・バサバレディ(アメリカ/20歳)が、大会前にATP(男子プロテニス協会)公式サイトのインタビューに答え、先日ダニール・メドベージェフ(ロシア/現13位)の元コーチであるジル・セルバラ氏(フランス/44歳)を招聘したことについて語った。
この大会はシーズンを通して優秀な成績を収めた男子20歳以下の8名によるツアー最終戦で、試合は4ゲーム先取(ゲームカウント3-3でタイブレーク)での5セット方式や、ノーアドバンテージ(デュースなし)など通常のツアー大会とは異なる特殊ルールで実施。今年は4名ずつが「ブルー・グループ」と「レッド・グループ」の2グループに分かれて総当たり戦を行ない、各グループ上位2名・計4名が決勝トーナメントに進出する。冒頭の通り公式戦ではあるものの、優勝してもランキングポイントは付かない。
2年連続の出場となるバサバレディは米スタンフォード大学で2年間プレーしたカレッジテニス上がりの20歳。昨年12月にプロに転向し、約1カ月後の「ASBクラシック」(ニュージーランド・オークランド/ハード/ATP250)で初のツアーベスト4に進出。6月には世界ランキングで自己最高の99位を記録して初のトップ100入りを果たした。
バサバレディが新たに招聘したセルバラ氏は、2021年の全米オープンで四大大会初優勝を達成した元世界1位のメドベージェフを、17年から8年にわたって指南。メドベージェフがツアー4勝を挙げた19年には『ATP年間最優秀コーチ賞』を受賞した名指導者だ。弱冠20歳の注目株は新タッグに懸ける期待をこう語る。
「彼(セルバラ氏)がダニール(メドベージェフ)と長く成功したパートナーシップを築いたのは間違いない。ダニールは彼と仕事を始める前から優れた選手だったが、2人は共に多くの素晴らしい成果を挙げてきたと思う」
「そんな彼の最高レベルでの経験が、今の自分にとって大きな助けになると思った。彼はテニスに限らずあらゆる分野に関心を持ち、栄養やフィットネスといった面でも勤勉でプロフェッショナルな人だ。そうした点でも、彼の存在が支えになると思う」
なおバサバレディは今大会で「レッド・グループ」に所属。日本時間17日20時以降に行なわれるグループリーグ初戦では、23年全仏オープンジュニア王者でこれまでにチャレンジャー(下部大会)3勝を挙げている同じ20歳のディノ・プリズミッチ(クロアチア/現128位)と対戦する。
文●中村光佑
【動画】バサバレディがメドベージェフに挑んだ2025杭州オープン2回戦のハイライト
【関連記事】ツアー初優勝のティエン、デ杯で坂本との激闘を制したエンゲルら8名が20歳以下の最終戦へ【12月17日からの大会予定】<SMASH>
【関連記事】元世界1位メドベージェフを支えたコーチのセルバラ氏、期待の20歳バサバレディと新たに契約<SMASH>

