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元F1レースディレクターのマイケル・マシ、ニュージーランドのイベントディレクターに就任

元F1レースディレクターのマイケル・マシ、ニュージーランドのイベントディレクターに就任

F1で2021年までレースディレクターを務めてきたマイケル・マシが、ニュージーランドで新たにイベントディレクターの役割に就いた。

 マシはレースディレクターとしては、F1界でも異例の知名度を持つ人物だろう。2021年にルイス・ハミルトン(当時はメルセデス)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が激しいタイトル争いを繰り広げていた中、最終戦アブダビGPで彼の下したセーフティカー導入時の対応判断がフェルスタッペン戴冠の決定的なファクターとなり、それが大きな議論を巻き起こしたためだ。

 アブダビGPの騒動のあとマシはFIAを退職。母国オーストラリアでスーパーカーシリーズの委員会長に就任するなど、モータースポーツとの関わりは残してきた。

 そんなマシが前述の役割を退いたあと、2026年シーズンの開幕を前にニュージーランドのレプコ・NextGen・NZチャンピオンシップにイベントディレクターとして加わることが発表された。

 レプコ・NextGen・NZチャンピオンシップは、F1ドライバーにも経験者が多いかつてToyota Racing Seriesとして開催されていたトヨタ・フォーミュラ・リージョナル・オセアニア選手権や、GT選手権など、複数のカテゴリーを網羅したシリーズだ。

 マシはイベントディレクターとしてそんなシリーズで様々な種目を統括し「各ラウンドの安全、公正性、プロフェッショナルな運営の確保」に重点を置いていくことになるという。

 さらにモータースポーツ・ニュージーランドと緊密に連携し「スポーツのルール、レギュレーション、運営プロセスを遵守し、それらがベストな事例であり、目的に適したものであり続けるための専門的な提言」を行なう予定だ。

 さらに、マシは統括団体の役員向けに新たな研修や育成の仕組みの構築にも貢献していくという。

「ニュージーランドは、このスポーツにおいて非常に豊かで誇り高い伝統を有している」とマシは語った。

「モータースポーツ・ニュージーランド、トヨタ・ニュージーランド、そしてレプコ・NextGen・NZチャンピオンシップとパートナーシップを組み、すべての参加者および関係者にとって、この競技をさらに発展させ、継続的な改善を築き上げていくことを心から楽しみにしている」

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