・卵投入からの怒涛のラストスパート
野菜の壁を突破してからは、見慣れた「すた丼」の世界だ。ここからは箸をレンゲに持ち替え、一気に掻き込んでいく。ニンニクがガッツリ効いた豚肉と白飯の組み合わせは、何度食べても裏切らない美味さ。ただ、量が量だけに途中で若干の飽きが来る。
ここで味変タイム。別添えの生卵を投入する。器に卵を割り入れ、すばやく丼に絡めていく。
おお、これこれ！ 濃いめの味付けが卵のマイルドさで中和され、一気に食べやすくなった。ここから加速度的に箸が進む。
さらに七味などで味変を続け、残り3分の1となったところで一気に平らげていく。
そして、ついに残りあと一口。
完食だ！
丼の底には、完食の証「掟」の文字。今年もこのモンスターを制覇できたことに、静かな満足感を覚えた。
・率直な感想
食べ終えて率直に思ったこと。それは「思ったより量は多くない」ということだ。
以前チャレンジした『超鬼盛り』と比較すると、正直なところ楽勝だった。野菜が多い分、見た目のインパクトほどの重量感はない。胃袋に自信がある人なら、結構な確率で完食できるだろう。
ただし、ひとつだけ警告しておきたいことがある。
ガーリックの量がハンパない。
フライドニンニクがこれでもかと散りばめられているため、食後の口臭がエグいことになる。実際、24時間経過しても口の中のニンニク臭が取れることはなかった。なので翌日に大事な予定がある人は、避けた方がいいだろう。そして、口臭ケアグッズは必須だ。
今年の『クリスマスモンスター丼』は見た目のインパクト重視で、実際の難易度はそこまで高くないメニューだった。1日限定29食だが、クリスマスイブ（24日）とクリスマス（25日）は限定なしで販売されるとのこと。
──というわけで、食べたい人は早めに店舗に足を運ぶことをオススメしたい。クリぼっちの夜を、このモンスターと共に過ごしてみてはいかがだろうか？