☆減俸覚悟も現状維持で更改
「143試合出たいなか、怪我をして1年間戦えなかった。本当にチームに迷惑をかけた。悔しいところのあった一年でした」
現状維持の2億5000万円で契約更改を終えた牧秀悟が今シーズンを総括した。
キャプテンとして挑んだ5年目の今季は、8月上旬に違和感が生じた左手親指付け根の手術を敢行。クライマックスシリーズには滑り込みで復帰を果たしたが、レギュラーシーズンでは93試合出場で、打率.277、ホームラン16、打点49に終わっただけに「減俸も覚悟」していたと明かすほど、納得のいかないシーズンだったと唇を噛む。
☆離脱も前向きに
プロ入り後、初の離脱を余儀なくされた牧は「最初はちょっと試合を見てても、なんか嫌だなとか思って、『早く試合出たいな』みたいな感じでした」と複雑な心境だっと告白する。
一方で「怪我したからこそ、携わってくれたリハビリの方とか治療を支えてくれたサポーターの皆さんとか、チームのスタッフの皆さんにはすごく感謝したい。その人たちがいたおかげで、後半クライマックスに出られた。そこは怪我をしたからこそ分かったこと」と自身を見つめ直す機会にもなった。
プレー同様、切り替えの早さを見せた牧は「チームが勝ったり負けたりする中で、自分がここにいたら何をすべきかっていうことも考えた。やはり今年に関しては1位と2位の差があれだけ離れてしまった。何かが足りないと考えると、やっぱりチーム力っていうところ。それはベテランの方含め、中堅、若手、試合に出る出ない関係なしに、どうすれば強くなるかということを考える人が多いチームが、やっぱり勝てるんじゃないかなって思う」とベンチ外から俯瞰できたからこその気付きもあった。
年齢的にも中堅に差し掛かってきており、「ベテランの方が引っ張っていくだけではチームは良くないし、逆に若手がこう自由にやっていても、強くはならないと思う」と冷静な視点でチームを客観視する。「そこのバランスはチームにとって大事。その日その日1勝することに関しては、やっぱり同じ方向を向いて、選手だけではなくチームとして一緒に、どうやって準備するかがすごく大事になってくる」とよりチームのまとめ役としても機能していくとギラリ。
自身が入団してからの過程を「1年目の時の最下位だったところから、去年3位、今年2位と強くはなっていると思う。個人個人の選手層も間違いなく厚いし、どのチームにも負けていない」と振り返りつつ、「強くなっている分、優勝するためには、より選手一人ひとりがいろんなことを考えながらやらないといけない」とも指摘。チームに足りないところを突き詰め、勝利へのこだわりをより明確化していく考えを示した。
また、怪我による副産物もあった。「自分が怪我をしていたとき、ファームの施設でバッティングの話をしていたときに『一緒に連れて行ってください』って言ってきてくれたのでね。じゃあ連れて行こうという気持ちになりましたね」と若手との交流の中で産まれた縁から、チームメイトの加藤響、田内真翔、高見沢郁魅に、年明けの自主トレに合流することを快諾した。
「そう言ってくれる子がいるのはすごく嬉しい。教えるのは難しいけど、何か少しでもいいものを得てシーズンに向けてやってくれればなと思うし、自主トレってすごく大事だよっていうのを伝えていきたい」と、師と慕う大和から引き継いだ鹿児島・鹿屋の地での自主トレで、プロで成功するための心得を伝授し、志を共にして強いベイスターズの土台を作っていく。
☆メジャーへの夢も明かすが目標は「リーグ優勝しか見ていない」
3月のWBCにも「もちろん選ばれれば出たい。次こそしっかりとスタメンで出られるように頑張りたい」と並々ならぬ決意を表明。メジャーについても「色んな方がメジャーに行くっていうところで、自分も入団してから少しずつ湧いてきているし、やってみたいなっていう気持ちは出ている」と語り、すでに球団にも自身の夢を伝えてあると明言した。
ただし、2026年は「リーグ優勝。ただひとつだけ」とキッパリ。「やっぱりメジャーに渡って活躍している人はチームを優勝させて、背中を押してもらっていってる人が多いと思う。まずはチームのことだけを考えて、優勝することだけを考えてやっていきたい」と迷いなく言い切った牧秀悟。悲願のペナント奪取へ向け、ベイスターズの顔は覚悟と責任を背負い、戦い続ける。
取材・文●萩原孝弘
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