ロサンゼルス・ドジャースの専門メディア『DODGERBLUE』は、今オフにフリーエージェント（FA）となっているエンリケ・ヘルナンデスの去就を報じた。
チームメイトから“キケ”の愛称で親しまれ、内外野ともにこなせるユーティリティ性、勝負強さを併せ持つベテランは明るい性格からドジャースに欠かせないムードメーカーとして再契約を望む声がファンの間で根強く上がっている。
いまだ去就の決着がみえないなか、同メディアはヘルナンデスの発言を紹介。泰然自若の雰囲気を窺わせた。
「もちろん、僕は（左肘の）手術をしたばかりで、開幕戦に間に合わないから急ぐ必要はないんだ。もし物事が上手くいって、ロサンゼルスに戻ることになれば、大切なのは後半戦に備えて、10月に自分の仕事をできる状態になることだけだよ」
また同メディアは、昨年のワールドシリーズ終了後にヘルナンデスがFAになった際、ドジャース側に再契約を訴えたことを紹介。「それが実現したものの、ヘルナンデスが新しい１年契約を最終決定したのは、スプリングトレーニングが始まる直前だった」と過去の事例に触れ、「最近の報道によれば、ヘルナンデスが26年にドジャースに戻ることについては相互の関心があるとされている。前のオフシーズンと同じような結果になる可能性は十分にある」と見通し、再契約を示唆した。
今すぐに残留が決まる可能性は低いのかもしれないが、じっくり待っていれば来季もドジャースでプレーするヘルナンデスの姿が見られる可能性は高いかもしれない。現地では、そのようにみられているようだ。
構成●THE DIGEST編集部
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