
「スーパーだろうが、サブだと嬉しくない」直近6戦7発と絶好調の塩貝健人が“W杯メンバー入り”へ猛進!「オランダが来た時点で『俺の大会だな』と」【現地発】
今、オランダで売り出し中のストライカー、塩貝健人(NEC)が12月16日のKNVBカップ3回戦、AFC(3部)戦で2ゴールを叩き出し、チームを3対1の勝利に導いた。
今季9ゴール(リーグ7得点・カップ2得点/今回のAFC戦2得点を含む)の塩貝。特に11月に入ってからは「NECのスーパーサブ」として7ゴールの固め取り。先発するのはKNVBカップ1回戦、ラインブルフセ・ボーイズ(3部)戦以来、1か月半ぶりのことで、あのときは不発に終わり、81分でベンチに下げられ、ひどく落ち込んでいた。
AFC戦でも塩貝は無得点のまま終盤を迎えたが、82分にGKとの1対1を冷静に決めると、その3分後にはゴール前で巧みに味方のシュートコースを変えて、この日2ゴール目。1対1の均衡を破る勝ち越し弾と、ダメ押し弾を立て続けに奪った。
――ラインブルフセ・ボーイズ戦があったから、今日もなかなかゴールを奪えず焦りもあったのでは?
「『代えられるんじゃないか』と思って、ずっと(小川)航基くんのほうを見てました。1点取ったら(小川が)アップを止めました」
開始早々、相手DFに削られた足首には血が滲んでいた。
「マークした選手が、自分のことを削る気しかなかった。相手は(アマチュアだから)失うものがないじゃないですか。前の試合(ラインブルフセ・ボーイズ戦)では味方が(テクニックで煽って)怪我をした。ここで自分が怪我をしたら本当にもったいない。ぶっ潰したかったですけれど、ここは落ち着いて賢くプレーした。結局、2得点したので僕の勝ちです」
オランダに来てから1季半。公式戦で14ゴールを記録する塩貝だが、スタメンでゴールを奪ったのは、今回のAFC戦が初めてだった。
「毎試合『やってやろう』という気持ちがあるんです。途中出場だとそのエンジンが20分くらい続くんですが(先発だと続かない)。今日は落ち着いてリラックスしてやることができた。そうは言っても、今日の僕は得点以外に何かできたわけでもない。だけど得点が一番大事。そして監督もそれ以外のことを望んでないと思います。それでも身体のデカいDF相手にボールをキープして、自分の流れを掴めたらもっと良かった」
先週、NECの練習を取材すると、誰よりも遅くまでピッチに残り、練習に励む塩貝の姿があった。ディック・スフローダー監督は「健人は全体練習が終わってもピッチに残って練習し、テクニック、パス、シュート、ボールを呼び込む走りなど、どんどん向上しています」と目を細めた。AFC戦後、そのことを塩貝に尋ねてみた。
「アシスタントコーチがすごく面倒を見てくれるんです。ボールを受けて失わないところがすごく向上しました。ボールを呼び込むところも、そう。(ホットラインを形成する佐野)航大くんから今日もいいボールが来て、クロスにもしっかり合わせることができている。そういうことを去年からずっと継続しています。
(出場時間という点では)試合にあまり出てないぶん、全体練習後の時間が大事。みんなと同じ量をやっても差は埋まらない。そして全体練習と違って、居残り練習は“個人”にフォーカスできるじゃないですか。そこで段々と掴めてきたことがあると思います。自分にとって残って練習するのは効果的なことなので、継続してやってます」
2026年ワールドカップ、日本代表はその初戦を6月14日、ダラス(アメリカ)でオランダ代表を相手に戦う。
「抽選会を見ていて『オランダ、来い!』と思っていた。オランダが来た時点で『俺の大会だな』と思いました。オランダが来てすごく嬉しかったですね。すごい特別な意味がある」
フェイエノールトのロビン・ファン・ペルシ監督はオランダメディア相手に「(上田)綺世はフィルジル・ファン・ダイク(DF/オランダ代表)のマークを受けてもゴールを決める力がある」と言った。
――スフローダー監督に「ファン・ペルシはそう言いますが、航基もオランダ相手に決めれますよね?」と訊くと「できる。だけど健人も決めることができる」と言いました。
「決めれます!」
――おっ! 「何を当たり前の質問をするんですか」って感じですね(笑)。
「そうです(笑)。ワールドカップでゴールを取るつもりで毎日過ごしてます。今はワールドカップのことしか頭にない。僕が去年、オランダに来たのはワールドカップに出るため。それは26年北中米大会のこと。今は30年大会(スペイン、ポルトガル、モロッコの共催)のことは気にしてません。
今、こうやって得点を積み重ねてますが、6月までに失速したら意味がない。強豪チームやビッグクラブから点を取る自信はあります。なんとかオランダで結果を残して、日本代表のメンバーに食い込みたい。今のペースだと、まだワールドカップで戦えない。もっと得点力を上げて、スタメンで出られるようになったら、ワールドカップでも得点できると思います」
――監督は「健人は、スーパーサブでゴールを取る」と言った。しかし、やはりスタメンで活躍したいようですね。
「スーパーだろうが、サブだと嬉しくないです。まずは3月のイングランド遠征がいいタイミングである。ここで選ばれなかったら終わりだと思うし、そこに入り込む自信はある。次はアヤックスとの大事な試合がある。日本人(DF板倉滉)との対決になると思いますが、絶対に点を取ります!」
取材・文●中田 徹
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