スルーインパクトとはゴルフの格言のひとつで、帝王ジャック・ニクラスが大事にしていた言葉といわれている。体力に自信がない人はこの教えで飛距離アップを図ろう。
インパクトはスイングの一部であり通過点として考える

ボールをぼんやりと見てインパクトをすれば振り抜きがよくなる。ジッと見るのはNG
若くて体力も腕力もあれば、ボールを強く叩いて力まかせに飛ばせるが、歳をとるとそれは容易でなく、故障にもつながる。力に頼らず効率よく飛ばすには“スルーインパクト”が決め手だと山添昌良はいう。
「インパクトを通過点として考え、当てようとする動きをなくせば、ヘッドは加速していきます。それには素振りで振り抜くラインを決めたら、そこに向かって一気に振ってください。いままで何千、何万球と打ってきたベテランなら、もうボールを見なくても当たるはず。インパクトを意識しなければフォローが大きくなり、ヘッドがきれいな円を描くので、体力が落ちても効率よく飛ばせますよ」
インパクトを意識するほど飛ばなくなる

インパクトでボールに合わせる(当てに行く)動きが加わると、ヘッドスピードにブレーキがかかってしまう
Point1:振り抜くラインを決めたらそこに向かって一気に振る

素振りのときに打つ方向と球筋を決めたら、左腰の高さで振り抜くラインも定める。本番はそこに向けて一気に振れば、ヘッドが加速し、大きなフォローで飛ばせる。フィニッシュのポジションを決めて、それを再現してもOK

