最新エンタメ情報が満載! Merkystyle マーキースタイル
口を閉じるだけで睡眠の質が上がる⁉ 冷えにも乾燥にも打ち勝つ冬の睡眠対策

口を閉じるだけで睡眠の質が上がる⁉ 冷えにも乾燥にも打ち勝つ冬の睡眠対策

口を閉じるだけで睡眠の質が上がる⁉ 冷えにも乾燥にも打ち勝つ冬の睡眠対策
口を閉じるだけで睡眠の質が上がる⁉ 冷えにも乾燥にも打ち勝つ冬の睡眠対策 / 9nong/PIXTA(ピクスタ)

冷えや乾燥が気になるこの季節は、睡眠の質が低下しやすい時期。「朝起きるとのどが痛い」「眠りが浅くて疲れが取れない」なんて方も多いのではないでしょうか? 実はそんな不調の原因として、“睡眠中の口呼吸”が潜んでいる可能性があります。口呼吸により睡眠の質が下がると、不快な症状だけにとどまらず、あらゆる病気の引き金になることもあるのだそう。口呼吸が招くさまざまな不調とその対処法について、みらいクリニック院長の今井一彰先生にうかがいました。

▶教えてくれたのは
今井一彰先生
今井一彰先生
今井一彰先生

みらいクリニック院長。内科医。口呼吸問題の第一人者として、診療や全国での講演などを通じ、口呼吸を鼻呼吸に改善する重要性を発信している。

睡眠中の口呼吸で冷えや乾燥、感染症のリスクが上がる

寝ている間はもちろんのこと、普段から無意識に行っている呼吸。でも「呼吸を間違ってたら元気にはなれない」と話すのは、内科医の今井一彰先生。
「人間が生きていくうえで一番大事なのは、酸素とエネルギー。つまり呼吸を間違えることは、食事を間違えているのと同じことです。ところが、食事の質にこだわる人は多いものの、空気にこだわる人はほとんどいません。空気清浄機などでこだわっているつもりでも、その空気をどこから取り込むのかということに関しては、全くの無頓着です。でも実は、空気はその取り込み方こそが非常に大事。鼻で呼吸するのと、口で呼吸するのとでは、体への影響が大きく異なります」

人間にとっての正しい呼吸法は鼻呼吸。完全な無意識下で行われる睡眠時の呼吸も、鼻呼吸と口呼吸では、その睡眠の質に雲泥の差が生じるそう。
「鼻呼吸は深くゆっくりとした腹式呼吸。横隔膜を使ってしっかり換気ができるうえ、鼻から取り入れた空気を温めて加湿したり、細菌やウイルスなどの異物を除去する機能も備わっています。いっぽう口呼吸は浅くて早い胸式呼吸なため、酸素が十分に行き渡らず、自律神経が乱れます。また、外気が直接肺に送られてしまうため、冷えや感染症をはじめ、さまざまな不調や病気のリスクも高まります」
■睡眠中の口呼吸がもたらすデメリット
外気をダイレクトに取りこむ口呼吸は冷えにつながる
外気をダイレクトに取りこむ口呼吸は冷えにつながる / プラナ/PIXTA(ピクスタ)

・冷え
鼻呼吸では、鼻から取り入れた空気は鼻腔内で温められ、加湿されてから肺に届けられますが、口呼吸では乾燥した冷気がダイレクトに肺に送られます。いくら温かい布団で防寒しても、口呼吸だと体の内側から冷えてしまうことに。

・乾燥
睡眠中はほとんど唾液が出ません。鼻呼吸で口を閉じていれば、わずかな唾液で潤い続けることが可能ですが、口を開けた口呼吸では唾液が蒸発しやすくなり、口の中がカピカピに乾燥。のどの痛みや違和感を招きやすくなります。

・リラックスできない
鼻呼吸は深くゆっくりとした腹式呼吸のため、副交感神経が働きリラックス効果が得られます。いっぽう口呼吸は、浅くて速い胸式呼吸。緊張時にハアハアと浅い呼吸になるのと同じで、睡眠中もずっと緊張状態を強いられることに。寝ていてもリラックスできていないため、疲れも取れにくくなります。

・いびき、無呼吸
口呼吸で舌が落ち込んでしまうと、気道が狭くなりいびきや無呼吸につながります。すると脳に行く酸素の量が減少し、脳を休める深い睡眠(ノンレム睡眠)が得られにくくなります。睡眠時間が十分でも、睡眠の深度が浅いため、「寝ても寝ても寝足りない」「起きた瞬間から眠い」という状況に。

・風邪をひきやすい
口呼吸だと、鼻のブロック機能が働かず、外気がダイレクトに体内に侵入。細菌やウイルスも取り込みやすくなるため、寝ている間に風邪をひいてしまうことも。
口呼吸で風邪や感染症にかかりやすくなることも
口呼吸で風邪や感染症にかかりやすくなることも / mits/PIXTA(ピクスタ)

・虫歯や歯周病
口呼吸で口腔内が乾燥すると、口の中を清潔に保つ唾液が奪われ、口腔内が酸性に傾きます。歯はpH5.5以下で溶け出すため、寝ている間に口腔内が酸性に傾き、むし歯や歯周病のリスクも上昇します。

だるい、イライラ、肌トラブル…。気になる不調も口呼吸が原因⁉

口呼吸は、肌トラブルやメンタルの不調など、一見無関係に思えるさまざまな不定愁訴とも関わりがあります。
「口呼吸は交感神経を緊張させるため、自律神経のバランスが乱れます。すると、めまいやだるさ、イライラや気分の落ち込みなど、あらゆる精神的な不調の一因となることがあります」

さらに、美容面にも悪影響が。
「口呼吸で口の中が渇くと、口腔内の細菌バランスが変わって体が炎症を起こしやすくなるため、シミやくすみの原因となることがあります。また、口呼吸で口が開き、舌の位置が下がった状態は、二重あご、ほうれい線、頬のたるみにつながる可能性も」
口が開いていると美容面にも悪影響を及ぼす
口が開いていると美容面にも悪影響を及ぼす / kei.channel/PIXTA(ピクスタ)

これらの不定愁訴は、加齢や更年期だから仕方ないと諦めてしまいがち。でも、もし口呼吸が原因だったら、呼吸を見直すことで改善されるかもしれません。
「実際、口を閉じて舌先を上あごにつける正しい舌位置に変えるだけでも、横顔がすっきりして見た目の印象が変わることが期待できます。リフトアップのために美顔器でコロコロやるのもいいけれど、正しい呼吸で内側から引き上げることも非常に大切です」
配信元: レタスクラブ

あなたにおすすめ