プロ野球2軍イースタン・リーグに2024年から参入しているオイシックス新潟が12月18日に、桑田真澄チーフ・ベースボール・オフィサー(CBO)の就任会見を、東京ドームを眼下に見ることができる都内ホテルで行った。
巨人の2軍監督として2位(西武)に8ゲーム差をつけるぶっちぎりの優勝を果たしたながら「1軍が優勝できなかった」という不可解な理由で、国際部への異動を打診された。まさに寝耳に水の異動通告。球団の打診を蹴る形で、ユニフォームを脱いだ。
巨人退団後の動向が注視されていた中でのオイシックスCBO就任オファーについて、桑田CBOはこう説明した。
「メジャーリーグを視察して、米作りとかワイン作りをしょうと思っていた。熱心に誘っていただき、新たな挑戦を決めました」
桑田CBOにとってはまさに、願ったり叶ったりのオファーだった。
オイシックスはイースタンリーグ8チーム中7位。当然、来季は巨人との対決が「最注目カード」となる。
今オフのドラフト会議では、球団最多となる3人が指名された。桑田CBOにとっては、巨人へのリベンジに向けた第一歩となる。
読売グループ関係者が明かす。
「桑田氏が退団してから、象徴的な場面がありました。長嶋さんのお別れの会(11月21日)では参列者として巨人OB枠で招待されましたが、ファン感謝デー(11月23日・東京ドーム)の際に行われた『2002年優勝メンバー同窓会』には呼ばれなかった。というのも、清原和博氏が招待されたからです。桑田氏がドラフトで巨人に入団した時からの、2人の微妙な関係はまだ継続中です。それにファン感謝デーには、阿部慎之助監督がいましたからね」
球団内では「桑田推し」だった巨人・山口寿一オーナーが、
「(桑田氏とは)縁が切れたわけではいと、私は思っています」
と話しているが…。
桑田CBOは「中学生の(野球)競技人口は、10年前から6割も減っている」としてプロ野球マイナー化の危機を訴えているが、来季イースタン・リーグで巨人を倒して実績を作れば、「その先」は大いにありうる。
「特に同リーグのDeNAはかつて、巨人から離れて浪人生活中の長嶋さんや原さんに、正式に監督就任オファーを出したことがあります。昭和の根性野球復活を掲げる阿部監督とは違い、DeNAの考え方は桑田氏に近い。住まいも神奈川県ですし」(巨人関係者)
来季の「桑田VS巨人」遺恨ガチバトルは、1軍よりも面白いかもしれない。
(小田龍司)

