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週末パウダー予報(12/19-21)、日本一滑る気象予報士が「降雪エリア」をズバリ予測

この週末、どこに滑りにいくべきか?!「日本一滑る気象予報士」兵頭哲二がこの週末のパウダーを予測する。

週末の概況

あす12月19日(金)にかけて

今夜から日本付近は高気圧に覆われるでしょう。全国的に風も穏やかな見込みです。上空約1500mには東北北部まで0℃以上の暖気が北上する見込みです。

【北海道エリア】

今夜、サラッと雪が降る所はありますが、あす朝にかけて新たにまとまった降雪は期待できないでしょう。日本海側はくもり、太平洋側は晴れる見込みです。最高気温はボトムで0℃くらいのため、トップエリアのコンディションは比較的維持されそうです。また夜は温暖前線の接近で広く雪が降るでしょう。

【東北・湯沢・信越・上越エリア】

今夜からは新たな降雪はほとんどないでしょう。あすは東北北部を除き、高気圧に覆われて広く晴れる見込みです。最高気温はボトムで5℃以上まで上がる所があるでしょう。朝の雪は締まっていますが、昼頃からは緩んでくるでしょう。湿雪対応のワックスがおススメです。

12月20日(土)にかけて

前線を伴った低気圧が北海道の北に進むでしょう。北日本、東日本は高気圧の後面となるため、低気圧に向かって南寄りの風が吹く見込みです。このため、さらに暖気が北上し、上空約1500mで、北海道で0℃以上、本州付近は6℃以上となるでしょう。等圧線の間隔が狭くなり、北日本、北陸の山地は南寄りの風が強く吹く見込みです。

【北海道エリア】

朝にかけて道央付近の山地を中心に雪の降る所があるでしょう。トマムなどはラッキーなパウダーに出会えるかもしれません。ただし、日中は低気圧に向かって湿った空気が流れ込み、山地でも雨の降る所がある見込みです。ワックスがけをしっかりしておきましょう。夜は次第に雨は雪変わってくるでしょう。南西の風が強く吹く見込みで、山の南斜面では風速が20m/sを超える可能性があります。ご注意ください。

【東北・湯沢・信越・上越エリア】

上空の気圧の谷や湿った空気の影響で、日中は晴れたりくもったりでにわか雨の降る所があるでしょう。朝は冷え込むため、アイスバーンに注意。午後は気温上昇や雨の影響で荒れたバーンに。安比など東北北部は強風が吹く恐れがあります。その他もやや風が強いでしょう。

12月21日(日)にかけて

北日本を前線を伴った低気圧が通過、また太平洋側沿岸も低気圧が進むでしょう。このため広い範囲で雨や雪が降ったり止んだりの見込みです。午後から月曜日にかけ、一時的に冬型の気圧配置となる見込みです。低気圧接近時は風が急に強まる恐れがありますのでご注意ください。

【北海道エリア】

道北や日本海側はやや湿った雪が降るでしょう。太平洋側は雨が降る見込みです。低気圧性の雨や雪で一時、降り方が強まることもあり、一日降り続く見込みです。ゲレンデコンディションの悪化が見込まれます。スノーウェアの撥水処理をしっかりしておきましょう。ど予備に比べて風はやや弱く、10m/s前後となりそうです。

【東北・湯沢・信越・上越エリア】

気温高めで、日中は雨が降ったり止んだりでしょう。かなり滑走性が落ちると思うので、滑りに行く人は事前のワックスがけは入念に、ウェア類の撥水処理も忘れずにしておきましょう。東北や北関東、上越の海に近いエリアは南寄りの強風が吹く恐れがあります。山では風速が20m/s前後となる可能性があります。リフトの運行のチェックや寒さ、濡れ対策を忘れずに。

最後に

今週末は残念ながら全国的に暖気に包まれ、パウダーは望みが薄いです。ただ、土曜日は晴れる所もあり、気温も高めなので、初心者を連れていくのには好都合かもしれません。

週明け月曜日の朝は東北や北陸でも雪の積もる所もあると思います。また、クリスマス頃にも雪が降る兆しはありますので、気温が高く、残念な気持ちになっている人も多いと思いますが、冬は始まったばかりです。次の寒波に期待しましょう。

配信元: STEEP

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