今オフのストーブリーグも、NPBからメジャーを目指す日本人選手が大きな話題となっている。今井達也、髙橋光成、村上宗隆、岡本和真の4選手が注目を集める中、一方では日本人プレーヤーとの関係に独自のスタンスを示す球界関係者の見解も伝えられている。昨季、小笠原慎之介を獲得したワシントン・ナショナルズの今オフの動向を、地元放送局『masn』が報じた。
同メディアによると、今季途中からナショナルズのフロント入りしたポール・トボニ編成本部長が、球団の各ポスト決定といった人事、さらに補強も含めた選手の契約対応などを優先しているとして、今オフでは日本人選手獲得に向かう可能性は薄いと指摘。「今冬のナショナルズにとって、日本市場の優先順位は決して高くはないようだ」と予測しており、ポスティングされた4選手について、「史上有数の充実ぶり」であると評しながら、球団の姿勢に「非常に残念でもある」と落胆の意を表している。
また、米メディア『Sports Illustrated』も新体制でのナショナルズの補強方針について、異を唱えており、「果たして正しい判断なのだろうか。どうやら、それが誤りとなる可能性もありそうだ」などと訴える。
日本人選手獲得には、スカウティングを通じて長い期間の関係構築が必要であるとして、フロントが新たな顔ぶれとなったナショナルズの考えに理解を示すも、「今オフの市場では、MLB全体でも通常なら手が届きにくい有望選手を獲得できる好機を、他球団に与えているようにも映る」と指摘。
そのうえで、同メディアも今回の移籍市場における日本人4選手のポテンシャルを高く評価しており、「ナショナルズがこれらの選手に少しも関心を示さなかった場合、この時期を後になって“失敗”と振り返る可能性がある」と強調。続けて、「タツヤ・イマイは現実的なターゲットではないかもしれないが、ムネタカ・ムラカミなどは、例えば抱える懸念点によって評価が下がり、条件次第で狙える状況になることもあり得る。調査すらしないのは不可解だ」などと説いている。
12月17日には、前巨人のフォスター・グリフィンとの契約合意が報じられたナショナルズ。決してNPBからの補強を度外視している訳では無さそうだが、海を渡る日本人プレーヤー獲得への意欲は、はたしてどれだけ抱いているのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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