FIFA(国際サッカー連盟)は現地12月17日、カタール・ドーハで理事会を開き、2026年北中米ワールドカップの賞金と各チームへの分配金を承認した。
賞金と分配金の総額は、前回の22年カタール大会との比較で50%増となる7億2700万ドル(約1133億円)。優勝チームには5000万ドル(約77.9億円)、準優勝チームに3300万ドル(約51.4億円)、3位に2900万ドル(約45.2億円)、4位に2700万ドル(約42億円)、5~8位に1900万ドル(約29.6億円)、9~16位に1500万ドル(約23.3億円)、17~32位に1100万ドル(約17.1億円)、33~48位に900万ドル(約14億円)が支払われる。
また、W杯への出場権を獲得したチームには準備費用の150万ドル(約2.3億円)を含め、少なくとも1050万ドル(約16.3億円)が支給される。
米紙『USA Today』は「記録破りの金額だ」と驚きをもって報道。「W杯に出場する国にとって、試合に勝とうが負けようが、大会トロフィーを掲げようが、いずれにしても大きな収入を受ける」と伝えた。
「FIFAは、加盟国全211か国が参加できるFIFA U-15フェスティバル形式のトーナメントを26年に開催することも発表。さらに紛争を経験した国々を支援するための紛争後復興基金を設立することも明かした」
続けて同紙は、「総額は22年のカタール大会から50%の増加だ。FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長は、“26年大会はサッカー界への経済的貢献の面で、画期的なものになるだろう”と声明を発表している」と伝えた。
構成●THE DIGEST編集部
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