今オフにMLB移籍を目指す村上宗隆の去就に注目が集まっている。11月8日にポスティングされた村上と米球団との交渉期限が、米東部時間12月22日17時(日本時間23日7時)に迫るなか、米メディア『FanSided』のクリストファー・クライン記者は、移籍先の本命にボストン・レッドソックスを挙げた。
「村上の噂。レッドソックスが有利でシアトル・マリナーズは獲得に失敗か。交渉がまとまらなければ日本復帰も」と報じたクライン記者は、「村上の交渉期限が迫っている。ボストンは静かな移籍市場を活用する準備が整っており、シアトルは適切な価格設定が条件だ」と伝えている。
「ポスティングされる前から村上の名前は有名だった。獲得を狙う球団が多いと言われていながら、交渉期限が間近に迫るいまになっても、具体的な進展が見られない奇妙な状況だ。『MLB.com』のマーク・ファインサンド記者も“状況がどうなっているのか知るのは難しい”と記事に書いているほどだ。ファインサンド記者は、ボストン、アリゾナ、ピッツバーグ、サンディエゴ、シカゴ、アナハイムといった候補を挙げているが、確かな情報はあまりない」
そんな状況でも、クライン記者はレッドソックスを本命視した。
「25歳の村上にとってレッドソックスはうってつけだ。三塁手としてアレックス・ブレグマンの後釜にすんなり収まり、一塁手としてもトリストン・カサスの後釜として、指名打者としてラファエル・デバースの代替として活躍できるだろう。獲り逃した32歳のカイル・シュワーバーや31歳のピート・アロンソよりも若くて安価で、2人よりも守備が期待できる」
クライン記者は「現状、ボストンが日本人スラッガーの移籍先の最有力に見える。もちろん、ほかにも入札者がいる。ピッツバーグ・パイレーツ、マイアミ・マーリンズ、あるいはシカゴ・ホワイトソックスのような完全なダークホースが現われるかもしれない。ただ、ボストンにとって村上はチームのニーズを満たすし、市場に残っているどのFA選手にも劣らない」
米記者の見解どおり、村上はレッドソックスと契約するのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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