来年3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)にドミニカ共和国代表として、ブラディミール・ゲレーロJr.の出場が有力となった。同国代表のアルバート・プーホルス監督が、ゲレーロJr.のメンバー入りを明言したと報じられた。
カナダとの二重国籍を持つゲレーロJr.が、ドミニカ共和国でのWBC出場の決断に至ったエピソードを、米メディア『Sports Illustrated』が公式サイト上に掲載した。12月16日配信の記事によると、背景には父ブラディミール・ゲレーロSr.と交わした“幼少期の約束”があるという。
トピック内ではゲレーロSr.がかつて息子に送った、「もし機会があるなら、ドミニカ共和国を代表してほしい」と述べた言葉を紹介。同メディアは、「ゲレーロJr.はモントリオール生まれではあるが、ドミニカ共和国で育ち、その願いを叶える責任を感じていた」と綴っている。
またその一方で、「カナダ代表での出場の見込みが完全に消えたわけではない」と指摘。ゲレーロJr.がキャリアを重ね、引退が近づいたタイミングにおいて、「生まれ故郷への敬意を込めてメープルリーフを身にまとう可能性にも言及した」と本人の意向も伝えている。
さらに、前回の2023年大会もゲレーロJr.は出場予定だったとしながらも、「膝の負傷により開幕直前で辞退となった」と振り返るとともに、今回は、「キャリア最高レベルの自信を携えて大会に臨む」と同メディアは期待を寄せる。
そしてもちろん、ドミニカ共和国のラインナップがより厚みを増すのも確実。同メディアは、「大会史上でも屈指のタレントを揃えたロースターを編成する見通しだ」と評しており、「ゲレーロJr.は一塁の主軸を担い、フアン・ソト、フェルナンド・タティースJr.、ホセ・ラミレス、ラファエル・デバースらが並ぶ強力打線の中心となる。目標は、2013年以来となるWBC制覇だ」などと説明。
加えて、その顔ぶれから同メディアは、「うれしい悩みもある」と訴えながら、各ポジションで主力選手が重なる恐れがあり、「編成上の難しさが生じている。層の厚さはプーホルスに柔軟性を与える一方、全員をうまく起用するための慎重なマネジメントが求められる」と指揮官の手腕も大会制覇へのポイントに挙げている。
かねてから、日本や米国とともに優勝候補の一角に位置付けられていたドミニカ共和国。ゲレーロJr.の参加表明によって、その評価がさらに揺るがないものとなったことも間違いないだろう。
構成●THE DIGEST編集部
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