2025年シーズンの夏にレッドブルのチーム代表に就任したローレン・メキーズ。彼は、チームのエースであるマックス・フェルスタッペンの能力に、代表就任前には想像していなかったほどに感銘を受けているという。
クリスチャン・ホーナーが急遽解任されたことによって、メキーズは2025年7月にレッドブルのチーム代表に就任。新代表のもと、レッドブルは急速に体勢を立て直していき、フェルスタッペンと共にタイトル争いを繰り広げるまでに至った。
復活の大きな要因はライバルよりも2025年マシンの開発に力を入れたことで、パフォーマンスを引き出せるようになったことにある。
そしてもう一つの要因は、フェルスタッペンというドライバーの存在だ。メキーズ代表はたとえこれまでの成果を見ていたとしても、共に働くとその能力には驚かされたと語った。
「マックスのことは皆知っているが、それでも圧倒される」
Motorsport.comを含む一部メディアとのシーズン終盤のインタビューで、メキーズ代表はそう語った。
「我々は皆、長年F1に関わり、マックスが信じられないような偉業を成し遂げてきたのを見てきた。それでも、実際に彼と同じガレージで仕事をする機会を得ると、なおも圧倒されるんだ」
「皆さんも無線で多くのことを聞いているだろうが、すべてを聞いているわけではない」
「彼の技術的フィードバックの質や、マシンの中で発揮される感覚の鋭さは本当に印象的だ」
「チーム内では、彼のことを『マシンに搭載された最高のセンサーだ』という冗談を言っていた。おそらく最も高価なセンサーでもあるが、それは別の話だね!」
なお米経済紙のForbesによると、実際にフェルスタッペンはF1ドライバーの中で2025年に最も高給取りのドライバーだったとされている。
メキーズ代表は技術的な理解力やチームへのフィードバックに加え、フェルスタッペンのモータースポーツに対する献身にも強い感銘を受けている。
「彼は文字どおり、昼も夜もモータースポーツと共に生きている」
「おそらく我々の誰よりも、ある意味で彼自身がモータースポーツそのものだ」
「彼はミーティングから抜け出して別のことをしに行くようなことは一切なく、すべてを完全に融合させている。レースの合間にはシミュレーシングを行ない、常にどこかで自分のドライビングをさらに学び、改善できる点や、次のレースへの準備を考えている」
「もし自由な週末があれば、GT3カーで別のレースに出場しに行く。我々から見ると、そんな事はまったく現実離れしているように見えるし、実際、非現実的だ」
そしてメキーズ代表は特に2025年シーズン中盤、チームが困難な時期に直面していた際に、フェルスタッペンの関与の深さを強く感じたと強調した。
「彼は外側からプロジェクトを評価するのではなく、完全にその中に没入する形で関わっている」とメキース代表は語る。
「全員が同じ方向に進むための正しい鍵を見つけようとして、そして彼がコミュニケーションを通じて我々に伝えようとしていることを、チーム全員が正しく理解できるように心がけているんだ」

