
らばさん(@ravrav52521)制作によるゴールド塗装を主役とした「RGサザビー」/写真提供:らばさん
【画像】え…っ!「高級感すごっ」「美しい」 こちらが『ガンダム』“黄金のサザビー”の圧巻ビジュアルです(4枚)
見る角度で表情変わるゴールドに注目
らば(@ravrav52521)さんがX(旧:Twitter)に投稿した「RGサザビー」のカスタム作品が、反響を集めました。通常の赤い機体をゴールドに染め上げ、ブラックとのコントラストで引き締めた仕上がり、さらに見る角度や光の当たり方によって表情が変わる、まるで生きているかのような輝きに「美しい」「クワトロ専用機みたい」と称賛の声が相次ぎました。
この作品を制作したきっかけについて、らばさんは「推しの顔料(ピカエース)がありその魅力を最大限活かせる塗装をしたいと思っていました」と語ります。ネオジオンの象徴的な機体であり、個人的にも最推しの機体というサザビーに、「好きを詰め込んだ作品」として完成させました。
注目すべきは、その塗装技術です。鮮やかなゴールドと引き締まったブラックのコントラストを実現するため、らばさんは綿密な試行錯誤を重ねました。「推しのゴールドが見る角度や光の当たり方によって美しい輝きとなるようにいくつかのパール系塗料を組み合わせて実際に試し、厳選しました」と、その工程を明かしています。
塗装レシピは、ゴールドにピカエース洋金粉 黄口をベースに、ピカエースクリスタルパールホワイト3SとGGXクリアを重ねる手法。ブラックはアルマイトブラックをベースに、ダークブラウンとグレーを混ぜながら4段階でドライブラシを施し、自然な明暗を段階的なグラデーションで表現しています。「主役であるゴールドを引き立てるために余計な色は避けてブラック一色にしたいと考えました」と、色数を絞り込んだ理由を説明。この技法により、「RG特有の情報が多いメカっぽさをうまく引き出せたと思います」と、RGキット特有のディテールを活かす仕上がりを実現しました。
さらにデザイン面でも、らばさんは独自のアプローチを取り入れました。「RGのサザビーはそのままでもかっこいいのですが、個人的には少々やりすぎかな?と感じるアレンジが入っています。そのためディテールの取捨選択を行いました」と語り、広い曲面で魅せる部分と機械的な情報を詰めてロボットらしさを強調する部分とでメリハリを付けるように意識したとのことです。
この作品に対して、SNSでは「白金みたいな仕上がりですごく上品!」「カッコよすぎる」「サザビーがこんなに金が似合うとは」「百式を思わせてニクイ」など、称賛の声が相次ぎました。さらに塗料メーカーのピカエースXアカウントも「高級感のある理想的なゴールドの塗装」と太鼓判を押しました。
反響について、らばさんは「もちろん嬉しいです。公開する前は受け入れてもらえるか不安もありましたが、皆さんに楽しんで見ていただけたようでホッとしました」と、安堵と喜びを語っています。
