おもちゃを壊されて泣く7歳の孫 すると、祖父が照明を消して…⇒「不器用ながらも一生懸命」
悲しむ孫を見て……
すると、普段は口数の少ない祖父が静かに立ち上がり、リビングの照明を消して壁の前に立ちました。
そして、自分の影を使って突然「影絵」を始めたのです。
最初は犬やキツネの影でしたが、次第に孫が最近夢中になっている特撮ヒーローの必殺技のポーズを、不器用ながらも一生懸命に再現し始めました。
「ふんっ!これで悪者はやっつけたぞ!」少しかすれた声で台詞を真似する祖父の姿に、孫は涙目のままじっと見つめ、やがてこらえきれずに「ふふっ」と笑い声を漏らしました。
最後に祖父が孫の大好きな「うさぎ」の影絵を作って見せると、孫は立ち上がり、影に抱きつくようにして
「じいじ、ありがとう!」と満面の笑顔を見せました。
(64歳/会社員)
二人の特別な時間
祖父の不器用な影絵がかけがえのない思い出になったエピソードをご紹介しました。
相手の心に寄り添い、その人なりの方法で笑顔を取り戻そうとする行動こそが、本当の優しさなのかもしれません。
皆さんは祖父母と孫のほっこりエピソードはありますか?
※この記事は実際に募集したエピソードを記事化しています。
(MOREDOOR編集部)