
銀二郎役の寛一郎さん(時事通信フォト、2024年11月26日)
【画像】え…っ! 「すごい」「頑張ったんだ」 コチラが『ばけばけ』銀二郎のモデルが社長として成功を収めた「業種」です
銀二郎はまだ怪談好きなのか
2025年後期のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』は『知られぬ日本の面影』『怪談』などの名作文学を残した小泉八雲(パトリック・ラフカディオ・ハーン)と、彼を支え、「再話文学」の元ネタとなるさまざまな怪談を語った、妻・小泉セツがモデルの物語です。
第12週では、主人公「松野トキ(演:高石あかり)」が、未来の夫「レフカダ・ヘブン(演:トミー・バストウ)」に、大好きな「怪談」を語り、彼と一気に距離を縮めています。トキが最初の怪談として選んだのは、かつての夫「山根銀二郎(演:寛一郎)」が話してくれた「鳥取の布団」でした。
そんななか第12週60話の最後で、松野家にその銀二郎から手紙が届きます。現在、東京の神田にいるらしい銀二郎は、第13週でトキと「やり直し」にやってくるそうです。
5年前にトキと愛し合いながらも別れることになった銀二郎の再登場に、SNSは大きな盛り上がりを見せていますが、トキとヘブンが今後夫婦になることは確定しているため、複雑な気持ちになった視聴者の意見も見られました。
トキとヘブンがいい感じになってきたタイミングだけに、
「銀二郎さんっ……い、今かよ!!かつての最推しだったのに……。『人の心はうつろう』という残酷な事実を、登場人物と同目線で味わってしもうた」
「数週間前まで銀二郎さんのことが好きで、このままおトキちゃんと幸せになってくれよ!!!!!と思ってたのに、今ではなんで松江に帰ってきちゃうの銀二郎さん……!ってなってる。」
「チキショーーーー!あんなに開始当時は銀二郎応援してたのに、いまは全力で『銀二郎、ゴーホーム!』って叫びてぇ!幸せになってくれ銀二郎…」
「銀二郎さん、予告を見る感じでは東京での生活に慣れてスマートになってるような気がするんやが、怪談のことをどうでもよくなってたら悲しいな…そうじゃないといいな」
「銀二郎さん再登場するの?!びっくり。また見られるのは嬉しいけど、ここは史実通りにあれっきりにした方が余韻があっていいような気がする」
「銀二郎、とっくに再婚してると思ってた」
といった声が出ています。
銀二郎のモデルである小泉セツさんの最初の夫・前田為二さんは、1886年にセツさんの養家・稲垣家に婿入りするも、借金まみれの貧しい生活や養祖父の万右衛門さんの厳しい態度に耐えきれず、1年ほどで大阪へ出奔してしまいました。セツさんは大阪まで彼を迎えに行くも、冷たくあしらわれたといいます。
その後、為二さんは地元・鳥取の近くの岡山県で運送業の会社を興し、成功を収めて新しい家族と幸せに暮らしたそうです。セツさんが彼と再会することはありませんでしたが、彼女の遠縁の高木苓太郎さんという人物が後年の為二さんと偶然会い、上記の情報を手紙に書いて残していました。
13週予告を見ると、銀二郎はスーツに身を包んでおり、為二さんのように東京で事業を興して社長になっているようです。トキと別れる大きな要因になった「経済面の問題」を解決したと思われる銀二郎ですが、彼女とよりを戻せないことは確定しています。銀二郎ファンにとっては、辛い展開となるかもしれません。
※高石あかりさんの「高」は正式には「はしごだか」
参考書籍:『八雲の妻 小泉セツの生涯』(潮出版社)、『セツと八雲』(朝日新聞出版)
