フィギュアスケートの全日本選手権が12月19日、東京・代々木第一体育館で行なわれ、グランプリファイナル銅メダルの佐藤駿が87.99点。最終グループを残した時点で暫定３位につけた。
佐藤は最初に高難度の４回転ルッツを予定していたが、回転が足らず３回転で着氷した。２つ目には４回転＋３回転のトウループを降り、３つ目のトリプルアクセルは難なく降りたが、後半のステップは速報値でレベル２にとどまり、得点は伸び悩んだ。
演技後は控え目にガッツポーズもみせたが、得点を見るとやはりレベルのとりこぼしに嚙み締めるようにうなずき、明日のフリーを見据えているようだった。
今大会は来年２月に開幕するミラノ・コルティナ五輪の代表最終選考会を兼ねている。ゆえに男子シングル出場枠「３」を巡り、例年以上に大きな注目が集まっている。
取材・文●湯川泰佑輝（THE DIGEST編集部）
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