「胃もたれ」「むくみ」「だるさ」が気になりませんか?
そんな20〜30代女性に向けて、内側から“ゆるっと整える”簡単な1日ルールをあんしん漢方薬剤師の中田早苗さんに教えていただきます。
朝・昼・夜に分けて実践すれば、翌日を軽やかに過ごしやすくなるでしょう。
忘年会で食べ過ぎた…!

宴席で美味しいものが次々出てくると、「せっかくだから」とついついペースを上げてしまいがち。
そんなとき、カロリーや塩分、アルコール、脂質の過剰摂取によって胃腸に負担がかかりすぎてしまうと、消化がうまくいかない可能性があります。
また、塩分や糖分をたくさん摂ると、からだが水分をため込んでしまいむくみの原因になることも。
翌日の体重の増加=脂肪増加、とは限らず、吸収されたばかりの水分・食べ物の残りがほとんどであるケースもあります。
とはいえ、次の日に「からだを元の状態に戻さなきゃ!」と無理な運動や極端な断食をするのは逆効果です。
むしろ、胃腸を休ませながら、からだの巡り・代謝をゆるやかに整えることが、翌日の重だるさを軽くする鍵になると考えられます。
内側から“やさしく整える”1日ルール

前夜の食べ過ぎの影響を翌日ケアするために、朝・昼・夜それぞれポイントをおさえた「ゆるっと1日ルール」をご紹介します。
無理せず、自分のペースで始めてみてくださいね。
朝:温めて巡りケア
朝起きたら、まずはからだを温めることを意識しましょう。冷たい飲み物ではなく、常温〜温かめの白湯やノンカフェインのお茶で水分補給をするのがおすすめです。
胃腸の血流がアップし、消化活動もスムーズになりますよ。
食べ過ぎの翌朝は、胃を休ませるためにもお粥や煮込んだうどんややわらかい野菜スープなどのやさしい食事を少量から摂取しましょう。
また、この時間帯に軽くストレッチや深呼吸を行い血行をよくすることで、からだを温める効果が期待できます。
ここにテキストをいれてください。
昼:消化を助けるごはんで胃腸リセット
脂っこいもの・揚げ物・刺激物を避け、白米+蒸し野菜・魚・鶏ささみなど消化のいいタンパク質+野菜という組み合わせが理想です。また、食事の際はよく噛むことを意識しましょう。
早食いや大量食いは胃腸に大きな負担を与え、翌日まで不調を引きずる原因になります。
夜:入浴&睡眠で“回復モード”へ
夜はからだの巡りをさらに整えるステップとして、入浴でからだを温めて、血行と代謝のスイッチを入れましょう。また、就寝前にはスマホやテレビの画面を遠ざけ、ゆったりとした時間を持つと眠りの質も上がります。
十分な睡眠は、翌日までのだるさやむくみを軽くする大きな味方になるでしょう。
