京都鉄道博物館で開催中の、F1をはじめとしたHRC（ホンダ・レーシング）のレーシングマシンと新幹線をはじめとした鉄道車両のコラボレーションイベント「レーシング＆レールウェイ ヒストリー」。いよいよ今週末で会期が終了するが、この土日にはレッドブルおよびアルファタウリのマシンが、追加で展示されることになった。
この「レーシング＆レールウェイ ヒストリー」は、今年の10月から開催されてきた特別イベント。会期前半にはホンダRA271とロータス99Tが展示され、会期後半の現在はマクラーレンMP4/4が新幹線100系電車と、ホンダRA107が230形蒸気機関車と並べて展示されている。
好評を博したこのイベントも、いよいよ今週末で終了となる。この特別な週末には、追加で3台のF1マシンが展示されることになった。
1台は2021年のレッドブルRB16Bである。このマシンは、マックス・フェルスタッペンが自身初のタイトルを獲得したマシン。ホンダにとっても、1991年以来のF1タイトル獲得という、まさに記念すべきマシンである。
またシーズンが終わったばかりの今年のレッドブルのマシン、RB21も展示される。こちらの車両はショーカーであるが、グラウンド・エフェクトカー最終戦のマシンをじっくりと観察していただきたいところだ。
また角田裕毅がF1デビューを果たした時の愛機アルファタウリAT02も展示される。
この3台も含め、一挙5台のF1マシンが、京都鉄道博物館の本館1階に、歴代の鉄道車両の合間を縫うように展示される。まさに一見の価値ありだ。
なおこの土日は、2日間ともに11:30からスーパーフォーミュラにDOCOMO TEAM DANDELION RACINGのドライバーとして参戦中の牧野任祐＆太田格之進のトークショー、14:30から元F1ドライバーで現在はARTAのプロデューサーを務める鈴木亜久里のトークショーが扇形車庫で実施。さらにマクラーレンMP4/6のエンジン始動デモンストレーションも、連日10:30、12:30、13:30の3回にわたって行なわれる予定。DOCOMO TEAM DANDELION RACINGのマシンも展示されるほか、HRCの拠点にちなんで「さくら」のヘッドマークが、蒸気機関車に掲出される。
繰り返すが、京都鉄道博物館での鉄道車両とレーシングカーのコラボレーションは今週末まで。まだご覧になっていない方はどうぞお忘れなく！
