8月30日、ウェブニュで韓国の美容クリニックで行った整形手術の失敗を公表し、大きな話題を呼んだインフルエンサーのみみたんさん。港区女子やインフルエンサーの間では整形をオープンに語ることも珍しくなくなったが、彼女はなぜ整形を選び、そして失敗から何を学んだのか。本音を聞いた。
整形をしたのは病気の叔母のため
――まず、ご自身が整形をした理由を教えてください。
「理由は二つあります。私は17歳で初めて起業をしたのですが、もともと可愛い系の顔立ちで、また若い女性というだけで見た目でナメられることが多かったんです。
だから少しでも強く見えるような綺麗系の顔にしたい。もっと上のステージに行き、上の世界を見たかった、というのが整形を決意した一番の理由です。」
――なるほど。ドラマによくあるような、いわゆる、見た目のコンプレックスによる整形ではなかったのですね。
はい。その頃の私は金髪にしていて、イケメンが好きでチャラかったので、幅広く遊びたい男性にはモテましたけど、芸能人クラスや上場企業の会長みたいな方には相手にされなかったんです。
だけど整形して綺麗になってからは、『俺じゃ無理かも』って一般の層は自然と離れて、自信がある人や勇気のある人だけがアプローチしてくるようになりました。出会い系サイトにいるような一般層にモテても、結局断るのにも労力を使うので。
自分に自信のない人はそもそも寄ってこないから、勝手にフィルタリングされてて楽になったと思います(笑)。
――もう一つの理由は何だったのでしょう。
それは、大切な家族の存在です。叔母が乳がんで胸を摘出していて、再建手術は自費なのでとても高額でした。叔母は障害者で、障害者年金だけで生活していてとても払える額ではなかった。
だから、高校生の頃からキャバクラで働いて、手術代を出してあげたかったんです。キャバクラで売れるためには自分の価値を高める必要があると、子供ながらにわかっていました。
結局、叔母は亡くなってしまったんですけど、その思いが今の私の美容への意識や考え方に強く影響していると思います。
韓国で整形して鼻が感染症に
――現在はみみたんさんのように、整形を公表するインフルエンサーやラウンジ嬢も増えていますね。
整形していることはどうせバレるし、隠している方が逆に叩かれる時代になったと思います。
夜の仕事をしている女の子同士の会話は、9割が男の話と整形の話。だから綺麗なのに“してない”って否定する子の方が、逆に『それ嘘じゃない?なんかサムくない?』みたいな空気になるんですよね。
――やはり港区女子にとって、整形は“マスト”なのでしょうか。
そうですね。派手な整形だけじゃなく、自然に見える整形も含めて、正直整形していない綺麗な子でも、整形して綺麗になった子には勝てないんです。
男性は“自然がいい”って言うけど、結局は『整形前も元々綺麗やったよね』って言われるので、どちらにしてもレベルアップすることは得だと思います。
――今回、韓国で行った整形手術では大変なことがあったそうですね。
はい。友人に紹介された韓国のクリニックで鼻の整形をした際に感染してしまい、鼻根が赤く腫れ上がって本当に怖い思いをしました。気持ち的には、チョベリバですね。
鼻って感染すると1日や2日で簡単に拘縮して変形したり、最悪皮膚が壊死することもあるんです。そのクリニックとはなかなか連絡も取れなくて、不安でいっぱいでした。
そんな中で、日本の感染治療に特化した東京美専クリニックの土田院長の適切な処置によって、どうにか拘縮せずに済みました。今は人前に出られる顔に落ち着けて、本当に感謝しています。
――今のように整形が身近になったからこそ、注意すべきことはありますか。
大手のクリニックはたくさん広告を打つ分、利益優先になってしまうケースもあります。例えば注射が薄められていたり、全身麻酔中に新人を指導しながら手術させる、というような話も聞いたことがあります。
だからこそ一番安心なのは、実際にその先生に施術を受けた人からの紹介です。値段や広告よりも“誰がやったか”が重要だと思います。もちろん大手にもメリットはあって、大型機械を使う施術は安く、効果も一定。でも、医師の腕が問われる手術や注射は慎重に選んだ方がいいと思います。

