かつての全日本女王が大舞台に帰ってくる。
来年２月に開幕するミラノ・コルティナ五輪の日本代表最終選考会を兼ねるフィギュアスケート全日本選手権（東京・代々木第一体育館）が12月19日から開幕した。20日はアイスダンス・リズムダンスが行なわれ、2019、20年大会の女子シングルを制した紀平梨花が西山真瑚とのカップルでアイスダンサーとして氷上に立つ。
新カップル“りかしん”は今年９月に電撃結成。11月の西日本選手権（全日本選手権の予選会）でデビューを果たした。紀平は約３年ぶりの実戦で、シングルとは異なるアイスダンスの楽しさや挑戦を語りつつ、結成からわずか１か月半での試合だったが、リズムダンスで２位発進。最終的には３位の好成績で今大会の出場権を得た。
紀平は全日本に向けて自身のインスタグラムに一本の動画を投稿。「フリーダンス、リズムダンスの曲かけ練習の一部です」と綴り、西山と一緒に氷上練習に励み息の合ったスケーティングで大一番に向けた順調なトレーニングを積んでいた。
ミラノ・コルティナ五輪への出場の可能性はないが、30年の冬季五輪を見据え、２人は「これからのいい経験にしたい」と意気込む。
紀平にとっては５シーズンぶりとなる全日本の舞台。“シン・紀平梨花”は再びスケートファンを魅了するか。アイスダンス・リズムダンスは午後２時10分にスタート予定で、りかしんは２番滑走で登場。大型カップルの全日本初陣に注目だ。
構成●THE DIGEST編集部
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