
皆さんは「人見知りだから無理」「自分には向いていない」と思い、なにかを諦めた経験はありますか?
中には、ある出来事がきっかけで、自分でも想像しなかった未来に進んだ方もいるようで……。
今回MOREDOORでは、苦手を克服したことで自信につながったエピソードをご紹介します。
※当事者の声はさまざまです。あくまで一例として、ご参考にして頂ければ幸いです。
Gさんの場合
私は小さい頃から人見知りが激しく、人前に出ることがとにかく苦手な内気な性格でした。それでも、ずっと女性アイドルが好きで、小さい頃から強い憧れがありました。
その気持ちは段々と強くなり、高校1年生のときに、思い切って好きなアイドルのオーディションを受けることにしました。
オーディションは順調に進み、最終審査まで進出。しかし、最終審査はライブ配信形式で、人生で初めて不特定多数の人とリアルタイムでコミュニケーションを取る場でした。
極度の人見知りが一気に表に出てしまい、これまで問題なく通過していたにもかかわらず、最終通過者の中で私ひとりだけが落選。
落選の理由を説明されて……
事務所の方から改めて理由を告げられたとき、いつもの私なら深く傷つき、きっと諦めていたと思います。
けれど不思議とそのときは、「それなら、コミュニケーション能力を上げなきゃ!」と前向きな気持ちが湧いてきました。
そこで思い切ってアイドルカフェに応募し、働くことにしたのです。
アイドルカフェではファンの方と話す機会が多く、最初はキッチン業務を中心にしながら、少しずつ人と話すことに慣れていきました。
慣れてきた頃からフロアに出て接客をするようになり、その繰り返しの中で、いつの間にか「人と話すこと」が苦ではなくなっていました。