理想のタイプは絶滅危惧種⁉
昨年から力を入れているのは、自分がピアノを弾く動画をYouTubeにアップすること。
その動画を観てコンタクトしてくれた人にインタビューして、「悩んだときの自分との向き合い方」など、生きるヒントにつながる記事を書いてみたいという。
「ピアノを弾くと、普段は知り合えないような人と仲よくなれるんですよ。ショパンコンクールで審査員をしている先生とは、弾き合い会でつながりました。
ひきこもり関係にいると希少価値がないけれども、ピアノが弾けるひきこもり経験者は、一般社会ではレア枠なので、サクサクと交友関係がつながるんです。バイトの面接は通らなかったのにね(笑)」
目標に向かって着実に進む瀧本さん。「あとは結婚ですね」と言うと、「こんな僕を受け止めてくださる方がいれば」と謙虚に答える。
「でも、母には裕喜の理想のタイプは心が透明で知性があって奥ゆかしい絶滅危惧種のような人だよねって茶化されますが(笑)」
〈前編はこちらから『祖母の呪言で7年間、自宅にひきこもり…「それが僕の最大の社会貢献だと思った」44歳男性の孤独な戦い』〉
取材・文/萩原絹代

