
「別人のよう」「痛々しいほどだ」3部相手にも苦戦した久保建英の状態にソシエダ番記者は困惑「絶不調だが、監督は彼の起用をためらわない」【現地発】
どんなに調子が悪くても、タケ・クボ(久保建英)について議論の余地がないことが一つある。それは、重要な試合になると、どの監督も彼に頼るということだ。レアル・ソシエダにとって、決して崩れることのない方程式である。すでに3人目の監督がベンチに座っているが、イオン・アンソテギの最初の決断は、前任者2人と同じく自身の初陣で日本人アタッカーをスタメンに起用することだった。
誰もが彼のコンディションは最悪だと言い、中には「指名手配」のポスターを貼って、皮肉を込めて「潜水士(のように動かないヤツ)ですら抜き去ることができない」と言う者までいた。
しかし、監督たちは分かっているはずだ。タケの置かれた状況、本来のレベル、そのクオリティ、そして日々の練習で見せている姿について、我々の知らない「何か」を彼らは掴んでいるのだ。
40年間途切れることなく1部で戦ってきたソシエダが、2部リーグに降格した最初のシーズンに、最終節の1つ前の節で、1-2でリードしていた試合で、後半アディショナルタイムに立て続けに2失点して逆転負けを喫し、昇格を逃したことがある。結果的に、ソシエダがリードしている展開で、FWのビクトル・カサデススがGKとの1対1のチャンスを逃したことが響き、試合後に彼は戦犯扱いを受けた。
当時の監督はすぐに、「チーム全員の中から、このようなプレーで心中する相手を選ぶなら、私は常にビクトルを選ぶ」と擁護した。現在のソシエダでも同じことが起きている。タケは絶不調だが、監督たちは彼を起用することをためらわない。
ソシエダはその敵地でのエルデンセ(3部)とのコパ・デル・レイ3回戦で、勝ち上がるという絶対ノルマを達成した。アンソテギが4-3-3のフォーメーションを採用するのは、誰の目にも明らかだった。タケはまたしてもスランプ脱出に役立っていない、右の白線(ライン)際に張り付くようにポジションを取った。
ゲデスがサイドでプレーするときにしていることを参考にし、中央に抜け出す近道を見つけることは、自尊心と自信をできるだけ早く取り戻すための興味深い治療法となるだろう。
タケは再び試合に入るのに苦労し、2つ下のカテゴリーで戦う相手のDFを振り切ることができなかった。別人のように見えるその姿は、痛々しいほどだ。現在の彼は、相手を翻弄してその道筋に死骸を残していく、制御不能な暴れ馬ではなくなっている。
24分、右足からのクロス気味のシュートは大きく枠を外れた。44分、タケのドリブルから中央へのパスが起点となり、アランブルを経由してザハリャンがゴール前の絶好の位置でチャンスを迎えたが、不可解なことに外してしまった。
後半開始直後、タケは再び右サイドからドリブルで切り込んでクロスを供給したが、ゲデスのシュートはDFに当たった後、相手GKがキャッチした。52分、ウナイ・マレーロのロングフィードに反応し、左サイドで巧みにボールを収めてカウンターを開始しようとした瞬間、相手選手から、スパイクの裏が上を向いた状態で膝を蹴られるという、一歩間違えれば大きな怪我につながる可能性のある危険行為を受けた。
その数分後、正確なファーストタッチからの素早いドリブルで一気に2人をかわしてチャンスが広がるかと思われた。しかし、3人目の選手の存在に気づき、走るスピードを緩めてしまったため、スライディングでタッチラインへとクリアされた。結局、タケは85分までプレーし、交代で入ったパブロ・マリンが後半アディショナルタイムに決勝ゴールを奪った。2-1でソシエダが勝利し、大惨事を免れた。
必要なのは、「探す」ことではなく、「見つける」ことだ。ソシエダは、最高の状態のタケを必要としている。この調子が続けば、チームは苦戦を強いられ、代表監督は遅かれ早かれ彼を呼び出し、状況が変わらなければ、ワールドカップをベンチで過ごすことになると伝えるだろう。
サッカーでは、どんなに優れた選手でも、またすべての監督が盲目的に信頼していたとしても、誰も待ってはくれない。その選手が彼らを失望させるまでは...。このあまりにも移ろいやすい世界では、どれほど優れたサッカー選手であるかどうかは、最後に戦った一戦の出来がすべてなのだ。
取材・文●ミケル・レカルデ(ノティシアス・デ・ギプスコア
翻訳●下村正幸
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