群馬県邑楽郡(おうらぐん)の大泉町といえば、日本屈指のブラジリアンタウンとして有名。街を歩けばポルトガル語の看板が並び、南米の雑貨店やレストランが点在している。まさに “日本のブラジル” だ。
そんなエリアのメイン通りから1本入った場所に、ラテン系スーパーマーケット「カサブランカ」がある。看板には「気分はブラジル! 食べて買って楽しもう!」と書かれているのだが、店構えも雰囲気も完全に海外……外国スーパー特有の緊張感が漂っている。
しかし……ここには知る人ぞ知る “南米バイキング” が存在するのだ! 以前から気になっていたので、ついに突撃してみたぞ。
・完全に外国
大泉町は人口の約2割が外国籍で、その多くがブラジル国籍と言われている。平日のブラジリアンタウンにラテンの熱気は漂っていなかったが、カサブランカ店内だけは空気が違った。
携帯ショップ、美容室、ブラジル食材店などが同じ建物内に入っているから、地元ブラジル人にとっては「用事がすべて完結する万能スーパー」なのだろう。さらに南米バイキングまで併設されているとは……無敵すぎるだろ。
入店してすぐ、テレビ電話で大喧嘩をしているおじさんを目撃した……日本とはケタ違いのエネルギー量。一瞬で本場ブラジル気分を味わうことができた。
・南米料理バイキング
店内奥へ進むと、噂のレストラン「カサ・ブランカ ランチバイキング」が現れる。
平日は60分の食べ放題が1900円。名前こそランチだが、ラストオーダーが18時30分なのでディナー利用も可能だ。
入口で立っていると店員さんから「ハジメテ?」と声をかけられた。はい、と返すと……「牛肉、豚肉、サラダ、デザート、ぜんぶOKね。時間は60分」と軽い説明を受けてバイキングが即スタート。会計は後払いだそうだ。「まず食べろ」という流れがとても良い。
