
福士蒼汰、福原遥が、12月20日に都内で開催された映画「楓」公開記念舞台あいさつに、宮沢氷魚、石井杏奈、宮近海斗(Travis Japan)、行定勲監督と共に登場。本作のキャラクターにちなんだ質問に「○」か「×」かで答えるコーナーで、好きな相手への“気遣い”について反省する場面があった。
■大切な人を失った男女の運命を描くラブストーリー
本作は、スピッツの「楓」を原案に大切な人を失った男女の運命を描くラブストーリー。事故で双子の弟を失った涼(福士)は、弟の恋人・亜子(福原)に弟と間違えられたまま恋人として過ごす。しかし、亜子もまた“秘密”を抱えていた。2人がそれぞれ葛藤を抱えながら、涙の先に希望を見いだしていく姿を映し出す。
舞台あいさつでは、SNSに届いた作品への感想を見ながらトークをすることに。双子の恵と涼の2役に挑んだ福士は、「昔カラオケで『楓』を歌ったら涙が止めどなく流れ、ずっと歌詞の意味を考えてた。そのアンサーです」というコメントを紹介しながら、「みんなそれぞれの『楓』というものがあって、劇場で『楓』を聴くと、自分にとってのアンサーだったり、アンサーが変わったり、いろんな感覚になるんだなと。僕も実感したことなので共感しました」と共感を示す。
一方、亜子役の福原は「『愛しい人がいる意味をこの映画から学んだ気がします』とあって、すごくうれしいですよね。この映画を見てそう思ってくださってるって」とした上で、「誰かを愛することって本当に素晴らしいことなんだな、すてきなことなんだなって、私もこの映画を見てすごく感じました」と語る。
さらに福原は「日本人らしい、相手をおもんぱかるからこそ、言えない思いだったり、優しさだったり、温かさだったり、そういうものをすごくこの作品は丁寧に丁寧に、大切に大切にしていて、それが皆さんに届いてるんだなと思うとすごくうれしいです」と、本作を通して伝えたい思いを受け取ってもらえたことへの喜びも明かした。
■福士、俳優の仕事は「人生が糧になる」
登場人物にちなんだ質問に「○」か「×」かで答えるコーナーでは、「涼のように好きになったら自分より好きな人(恋人・家族など)のことを優先してしまうか?」という質問が。これには全員「○」の札を挙げ、福士は「やり過ぎると良くないなと思ったりもするんですけど、距離が遠くても気にかけちゃうし、近い人ももちろん気にかけちゃう。気にかけ過ぎて大変なので、気にかけないようにしている感じです」と、相手を優先し過ぎるきらいがあることを反省。
そんな福士の“気遣い”ぶりについて、石井が「現場でも初対面でたくさん質問してくださったり、ちゃんと和む空気作りをしてくださったり」と述懐すると、宮沢も「本当に気を使ってくださって。福士さんといると現場にいるのが心地良くなってくるんですよ。撮影日数はそんなに多くなかったんですけど、福士さんのおかげで初日から何日もいるような感じになれました」と同調した。それを受け、福士は「もうちょっと我を出していこうと思っています」とほほ笑んだ。
また、「梶野(宮沢)のように好きなことを仕事に生かしたいタイプか?」という質問にも全員が「○」を挙げた。その理由について、福士は「他にも好きなこと、言語とかいろいろある中で、それを仕事に生かせたらいいなとは思うし、お互いにいい作用になるなと。特に俳優の仕事なんてラッキーだなと思います。俳優の仕事は人生が糧になるので」と力を込めた。
映画「楓」は全国公開中。
◆取材・文=森井夏月(STABLENT)


