2025年、annaが注目するのは、自分の“夢”にまっすぐ向き合う学生アスリートたち。第6弾は、女子400mハードルのトップランナー・瀧野未来さん(立命館大学 女子陸上競技部)。
高校時代には日本高校新記録(56秒90)を樹立し、インターハイ2連覇・全国3冠のMVP。大学進学後は日本インカレ優勝、FISUワールドユニバーシティゲームズの日本代表に選出されるなど、将来の日本を担う存在です。
走ることを「ずっと好きでい続けるために」。その強さを支えるのは、意外にも“余白の時間”。ストイックさとやわらかさを併せ持つ、彼女の素顔に迫りました。
( Index )
- 自分らしい走りを見つけて、日本高校新記録へ
- 練習環境と仲間の存在が、強さを押し上げる
- “余白の時間”があるから、走ることを好きでいられる
- 自分に不要なものは手放し、内面の強さを磨く
- 試合後のご褒美は仲間と囲むおいしい食事の時間
瀧野未来(たきの みく)
立命館大学スポーツ健康科学部2回生。京都府出身。専門はハードル走。高校時代、400mハードルでインターハイ2連覇を達成。2025年、日本インカレ優勝。日本選手権2位。同年、アジア選手権とFISUワールドユニバーシティゲームズに日本代表として出場。コスメとおしゃれが好き。
自分らしい走りを見つけて、日本高校新記録へ
陸上を始めたきっかけを教えてください。
幼い頃から走ることが好きで、母が実業団の長距離選手だった影響もあって自然と興味を持ちました。はじめは長距離でしたが、高校1年生で400mハードルに転向して、自分の持久力とスピードを活かせる手応えがあったんです。
高校では、日本高校新記録を樹立。達成した瞬間は?
ずっと狙ってきた記録だったので本当に嬉しかったですし、自信にもつながりました。それと同時に、大学でも納得できる結果を残したい、もっともっと速くなりたいという気持ちも強くなりました。

