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“強さの秘密は、余白の時間。”トップハードラー・瀧野未来の素顔に迫る【立命館大学】

“強さの秘密は、余白の時間。”トップハードラー・瀧野未来の素顔に迫る【立命館大学】

自分に不要なものは手放し、内面の強さを磨く

試合前に行っているルーティーンはありますか?

イメージトレーニングです。400mハードルだったら、スタートからゴールするまでを頭の中で走ってみるんです。向かい風になった時はこうしようとか、追い風ならこうするとか、ラストスパートをこのタイミングでかけようとか。走っているイメージを頭に染み込ませます。

勝負メシなどは?

昔は“試合前はうどん”と決めていた時期もありました。でも海外では必ず日本食があるとは限らなくて、食べられないことが焦りの原因になるかもしれないので、“ルーティーンは持たない”と決めました。どんな状況でもパフォーマンスを発揮できるレベルになることを意識しています。

試合後のご褒美は仲間と囲むおいしい食事の時間

試合後のご褒美は?

同期とおいしいものを食べに行く時間です。次のシーズンが終わったら“食べ放題に行こうね”って話していて(笑)。普段は食事制限があるメンバーも、試合後は好きなだけ食べられるから、みんな楽しみにしています。

これからの目標を聞かせてください。

まずは、4×400mリレーで“もう一度、日本一”になること。立命館に入った理由のひとつなので、必ず達成したい目標です。個人では400mハードルで55秒台を出すこと。そして、2027年の世界陸上、2028年のロス五輪で日本代表として結果を残せる選手になりたいです。

大学では栄養学や運動学も学びながら競技に向き合う瀧野さん。
走ることに真摯でありながら、力みすぎず自分を整える時間もきちんと確保する姿勢が印象的でした。

“強くなるためのストイックさ”と“自分を大切にするやわらかさ”。
そのふたつを大事にしているからこそ、彼女はこれからもさらに遠くへ進んでいくのだと感じます。

※最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。

写真/松井ヒロシ 文/内山真紀

配信元: anna(アンナ)

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