ヤーレンズと横並びに立てる喜び
――ほかのファイナリストの中で、意識しているコンビは?それはなぜ?
渡辺 「全員」と言ったら冷めますもんね。誰でしょうねぇ。
小橋 僕的には、ヤーレンズさんがなんだかんだ一番長く一緒にやってると思うんですよ。神保町でも。
渡辺 我々が仮コンビのときからやってるんで、ちょっと感慨深いですね。
小橋 一緒にやってきたって言っても、ヤーレンズさんがずっと上にいらっしゃったんですよ。準決勝にも決勝にも先に行かれていて、いつも「追いつかないと」と思っていて。そういう状態だったので、やっと同じ舞台には立てたのかなと。
渡辺 もちろん2人は、我々よりだいぶ高いところをみてらっしゃるんでしょうけど。それでも横並びに立てるという喜びがありましたね。決勝進出者会見のときに向かいにいらっしゃって、「あー、ヤーレンズさんがいる!」という喜びがありました。
――何か話されましたか?
渡辺 特に。「おめでとう」と言い合うくらいの日常会話ですね。もう1組挙げるなら、たくろう! 面白い!
小橋 面白いね。
渡辺 たくろうも「実力者だ」となってから結構長いので。
小橋 (たくろうの)きむらバンドは僕と大阪の同期なんです。本当に面白いっすね。
渡辺 準決勝で、袖にたくろうを見に行って。「最悪だな!」と思いながら大爆笑していました。大笑いしながら、「うわ! 最悪! 面白い!」って。
小橋 俺らよりウケてるー!
渡辺 いや、客にウケてるかどうかよりも、自分が「あいつら面白い!」と思ってしまうことに、すごい食らうんですよね。
渡辺の方が“粋”に思われやすい!?
――渡辺さんが、きむらさんにはトイレで、赤木さんには喫煙所で、違う褒め方をしたそうですね。粋だなと思いました。
小橋 ナベ(渡辺)さんてね、粋なことするんですよね。俺も「面白かった」といっているんですけど、コンビなんで、粋なことした方の記憶しかみんな残らないんですよ。
渡辺 俺も小橋も一緒のことをしてるんですよ。俺の方が粋に思われやすい人間なんです。
小橋 だから僕はちゃんと「言ったよ」という証拠を残すために、LINEとかで記録に残していかないといけない。
渡辺 粋じゃないな(笑)。
――決勝当日に実行したい最強のルーティンはありますか?
渡辺 前の晩には湯船に浸かりたいですね。当日は、T字で髭を剃る。いつも電動シェーバーなんすけど、T字カミソリで深掘りをするという験担ぎはやっています。
――勝負の日は、T字カミソリ。
渡辺 はい。M-1に限ったことじゃないですけど。トゥルトゥルになります。
小橋 僕はジムで筋トレしているんですよ。節制ができないんで、いい体ではないんですけど。勝負の日は、いつも通りジムに行って、マックス重量よりもちょっと重たいやつを持ち上げてみるというトレーニングをやっています。
渡辺 できるのかよ、お前。
小橋 持ち上がったら、めっちゃいけそうじゃん。「うおー! 今日もマックス更新できたー! いけるぞー!」って。
渡辺 大丈夫かよ、お前。俺が40歳だから目立たないけど、お前も若くはないんだし。
小橋 準決勝の朝は、ベンチプレスを95キロ持ち上げてみました。で、上がらなかったです(笑)。そんな簡単にマックスなんて更新できるものじゃないんで。でも、持てない方が「何くそ」という気持ちになっていいのかもしれないですね。