初めての京まふ巡りと、忘れられない“京都ごはん”
本作の舞台は京都。竹内さんの出身は神戸です。関西出身者として京都を舞台にした作品に出ることへの思いや、京都にまつわる思い出を教えてください。
竹内:
実はまだ、京都にはそんなに遊びに行ったことがなくて(笑)。京まふ(京都国際マンガ・アニメフェア)のイベントで初めて京都を回りました。修学旅行で行った記憶もありますが、しっかりと京都の街を見て・感じたのは大人になってからですね。もちろん、関西出身だから京都を舞台にした作品に出られるのはうれしいです。この機会に京都のことをもっと知りたいと思っています。
京まふの時は、どこを回ったのですか?
竹内:
新選組ゆかりの地を巡りました。八木邸(幕末に新選組の屯所として使われ、芹沢鴨が暗殺された際に付いたとされる刀傷がある場所)も行きました! ここが最期の刀傷のところで…という案内をしてもらったけど、刀傷には絶対に触ってはいけないということで、触らせてもらえませんでした(笑)。有名な寺社仏閣以外はあまり京都のことを知らなかったから、今すごく楽しいですね。なんか関西に帰りたくなってきました!
梅田さんの京都の思い出は?
梅田:
僕も修学旅行です。伏見稲荷大社の麓のお蕎麦屋さんで、きつね(油揚げ)のどんぶりを食べて、お出汁がすごく美味しかった! でも、今になってもう一度行ってみたいけど、どれだけ調べてもそのお店が出てこなくて……。幻だったんじゃないかって思ってます(笑)。
竹内:
本当に食べたのかどうか?
梅田:
きつねに化かされたかもしれないです(笑)。本当に美味しくて。ぜひあの……きつね丼って言うんですかね、あのどんぶりの情報を求めています。
竹内:
肉吸いみたいな感じ?
梅田:
油揚げとご飯とネギだけなんです。肉も入っていないし、かまぼこも入っていない……という(編集部談:有名な京グルメ「衣笠丼」と思われます)。
竹内:
食べてみたいな~。
梅田:
今京都に行くなら、ラーメン屋さん巡りもしたいですね。すごく美味しいお店があるので!
竹内:
商店街にも行きたいね。
梅田:
錦市場商店街のハモ天も食べたいです。
竹内:
いいよねぇ!
役同士の関係そのままに、信頼と尊敬で結ばれている梅田さんと竹内さん。互いへの信頼と尊敬がにじむ掛け合いは、作品の空気にもそのまま息づいているようです。
写真/しばたみのり 文/anna

