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ビッグ3時代と現代の両方を戦ったゴファンがその違いに言及「レベルはほぼ変わらない」「球威は上がっている」<SMASH>

ビッグ3時代と現代の両方を戦ったゴファンがその違いに言及「レベルはほぼ変わらない」「球威は上がっている」<SMASH>

男子テニス界は、ロジャー・フェデラー(スイス/2022年引退)、ラファエル・ナダル(スペイン/24年引退)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア/現世界ランキング4位)という“ビッグ3”が築いた黄金時代を経て、新たな時代を迎えている。

 全盛期の3人はATPツアーで計296タイトル(フェデラー:103回、ナダル:92回、ジョコビッチ:101回)を獲得し、そのうち四大大会66勝と長きにわたりツアーを支配してきた。その時代から年月が流れ、現在はここ2年間で四大大会のタイトルを分け合ったカルロス・アルカラス(スペイン/同1位)とヤニック・シナー(イタリア/同2位)が“2強”として確固たる地位を築いている。

 世代交代が進むなか、テニス界では常に「ビッグ3時代と現在、どちらの方がレベルが高いのか」という議論が交わされている。

 そんなテーマについて言及したのが、元世界ランク7位で両世代を実際に戦ったダビド・ゴファン(ベルギー/現119位)だ。イギリスのテニスメディア『Quality Shot Tennis』のインタビューで、ビッグ3時代と現代の違いを問われた35歳のゴファンは、冷静かつ具体的な視点でこう語っている。

「比較は簡単ではありませんが、私は両時代でプレーしてきました。テニスのレベルそのものは、正直ほぼ変わらないと思います。どちらの時代にも素晴らしい才能を持つ選手が揃っています」
  その一方で、ゴファンは現代テニスならではの明確な変化も指摘する。

「大きな違いはフィジカル面です。現在はフィットネスコーチやトレーニング環境が格段に進化していて、ほとんどの選手が本当に身体能力が高い。ハードコートでの滑り方やパワー、ボールスピードを見れば一目瞭然です。選手たちは、以前より明らかに球威が上がっています」

 ゴファン自身、アルカラスとシナーの両者と対戦経験があり、アルカラスには2勝1敗と勝ち越す一方、シナーには0勝2敗と敗れている。だからこそ、その進化を身をもって感じているのだろう。現代のトップ2については、次のように評価を加えた。

「カルロスやヤニックのプレーを見ると、本当に驚かされます。彼らはどんな体勢からでもウイナーを奪えます。昔はラリーがもう少し長く続き、駆け引きや戦術がより重要でしたが、今はチャンスがあれば一瞬で前に出てポイントを取りに行きます。その攻撃性と完成度は圧巻ですね」

 ビッグ3が築いた不動の時代と、フィジカルと爆発力が際立つ現代。両世代を知るゴファンだからこそ、優劣論ではなくその進化をはっきりと感じているようだ。

構成●スマッシュ編集部

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配信元: THE DIGEST

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